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ミナミヌマエビの全記事をまとめた飼育マニュアルです。(ブクマ保存用ページ)
ミナミヌマエビの飼育について、必要な物、繁殖、特徴と魅力など、ミナミヌマエビを飼育する時に必要な情報を書いています。
ミナミヌマエビの飼育に必要な情報はすべて書きました!
僕が10年弱ミナミヌマエビを飼育してわかったことを詳しく記事にしていますので、ミナミヌマエビの飼育に興味のある方はぜひ各記事へアクセスして読んでもらえたら嬉しいです(*‘ω‘ *) ♪♪
ミナミヌマエビの魅力!!
ミナミヌマエビ魅力の1つはコケ取り能力が高いところです!
メダカなどの屋外水槽だとどうしても気になるのがコケです。そこへミナミヌマエビを投入することでメダカが食べないコケをツマツマしてくれます。
メダカ水槽や、熱帯魚水槽に混泳しエビさんに苔を掃除してもらったり、底砂に落ちた残りの餌を掃除してもらう目的で飼育する人も多いです。
掃除だけでなく、ミナミヌマエビは見た目もかわいいです!!
シュリンプがコケや水草などを食べている行動をアクア界ではツマツマといわれています。このツマツマがほんとにかわいいです。
コケ取り能力より僕たちを癒す能力の方が高いかもしれません(笑)
例えば僕みたいにシュリンプ専用水槽を何十本も立ち上げて繁殖を楽しんだり、見た目も綺麗なので小型水槽で観賞用として飼育したりです。女性にも人気で現在注目を集めているエビさんたちです。
ミナミヌマエビの魅力と生態系については下の記事を参考ください!
ミナミヌマエビの性格と特徴
ミナミヌマエビを飼育する前や、飼育をしていると気になるのが性格です。観察していると温厚で臆病っぽい性格をしています。
特徴は餌にこだわりもなく、雑食性で好き嫌いなくなんでも食べます。
ミナミヌマエビの7つの性格と8つの特徴について、下の記事に詳しくまとめていますので参考ください。
代表的なコケ取りエビ4種類
①ミナミヌマエビ
アクアリウム界ではコケを食べる3㎝程度のエビのことです。
価格もコケ取りエビの中では安いので釣り餌などにも使われたりするみたいです。水槽内で糸状コケや残餌をよく食べてくれます。
水槽内に入れておけば確実にコケの抑制に役立ちます。寒さにも強いので屋外でメダカ飼育をしている方にかなりの人気があります。
特に糸状のコケには効果抜群です。ミナミヌマエビはエサをあげていれば水草の食害はほとんど無く、小さな水草を引き抜いてしまうといったこともありません。また簡単に水槽内での繁殖が可能なの魅力の一つです。
②レッドチェリーシュリンプ
ミナミヌマエビと同じと思われていますがミナミよりは水温低下、水質の変化にも敏感です。
エビ飼育初心者の方はミナミヌマエビからの飼育をオススメします。最近ではカラーの種類も増えてきました。僕はオレンジシュリンプや、イエローシュリンプなどいろいろ飼育しています。
③ヤマトヌマエビ
ミナミヌマエビではありませんが、同じヌマエビのヤマトヌマエビです。
このヤマトヌマエビは食欲があり大型に成長するヌマエビです!①のミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプよりかなり大きくなります。
↓下の写真はミナミとヤマトのサイズ比較です↓
ミナミヌマエビ達よりコケ取り能力は非常高いで有名ですが、水草がある水槽への導入は食害するので注意が必要です。
ヤマトヌマエビの繁殖には汽水(海水と淡水の中間の塩分を持つ水)が必要なので水槽内での繁殖は不可能なことも覚えててください。
④レッドビーシュリンプ
ビーシュリンプ系はミナミヌマエビなどより小型のシュリンプになります。色もはっきりしているので水槽がかなり華やかになりますね。
この品種は他のエビ、シュリンプの中でも特に水質に敏感な品種なので、飼育するときは注意しましょう。ろ過能力の高いフィルター(外部フィルターや、上部フィルター)などで飼育するようにしてください。
ろ過など、エビ飼育のコツをつかむとソイル×底面フィルターで飼育することも可能です。
シュリンプはみたけど名前がわからない方や、シュリンプの購入で悩んでる方は下の記事を参考ください!!様々なカラーのシュリンプをすべて写真付きで紹介していますので、わかりやすいと思います。お気に入りのシュリンプが見つかるかもです(^^♪
ミナミヌマエビに必要な器具:用品を揃えよう!
水槽やエサ以外にも意外と必要な物があります!
ミナミヌマエビを購入する前に、器具:用品はすべて用意しておきましょう。
その用品:器具が飼育に必要な理由、用品の価格、全て一式揃えた場合の初期費用についても書いています!必要な物が気になった方はチェックしてみてください。
⇓下記の記事を読むだけで、ミナミヌマエビの飼育に必要な物がすべてわかります!
水槽サイズの選び方、水槽の種類、デザインに迷った方は⇓の記事を参考下さい。
ミナミヌマエビ飼育用~繁殖用に向いているオススメの水槽について紹介しています。
少しでも多く繁殖させたい場合は水槽サイズ選びはとても重要です。参考にしてもらえたらと思います。
飼育方法:育て方
他の生体、メダカなどに比べるとエビ系は弱いので注意しながら育ててください。コツがわかればかなり簡単でいやほど繁殖するかと思います。
水質 水温
エビは水質、水温にかなりデリケートです。購入してきた時に、点滴法で水合わせをしてください。
↑を読んでからまたこのページに戻ってきてください。
ドボーンと水槽にいれたらいきなりの水質、
温度変化で数日後に★になる可能性がかなり高いです。
ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビはヒーターなしでも比較的強いです。
活発に動く目安の水温は20~28℃ぐらいです。
ミナミヌマエビやレッドチェリーシュリンプ系は5℃でも生きているぐらい寒さには強い品種です。
ヒーターの必要性については下⇓の記事を参考ください。
底砂は砂利?ソイル?
大磯砂や、砂利などで大丈夫です。混泳の場合はこだわる必要はないでしょう。
専用水槽立ち上げの場合は砂利がオススメでソイルは特に必要ないです。
ビーシュリンプの場合は弱酸性キープの為ソイルがいいですが、ヌマエビ系は中性で飼育するのがオススメです。逆にソイルの方がメンテできない+底砂掃除できない方がデメリットです。
ネットの情報にエビ飼育、繁殖にはソイルがオススメ!!が多い理由!!
これはミナミヌマエビを飼育、繁殖もしたことない人が書いている場合が多いです。
PCの知識はあるみたいですがネットの情報をみて書いているのでミナミヌマエビにはソイルが必要ないことがわかっていないみたいですね。
エビ飼育=ソイルなんだ!!と理解してサイトを書いているようです。
僕はPCの知識など全くありませんのでこの程度のサイトしか作ることができないのですが、レッドビー、ミナミヌマエビ、レッドチェリーシュリンプは現在も飼育中で、繁殖もさせて、稚エビも育てているのでアクアリウムの知識と経験は多少あります。
生体を飼育していない人の情報は信用しすぎないように気を付けてくださいね。
餌
コケがあったり、水草、ウィローモスをいれておくと非常食になります。
観賞用でしたらエビの餌、コリドラス餌、グッピーの餌などなんでもいいと思います。2日に1回程度でいいでしょう。
逆にあげすぎに注意してください!!残りエサからの水質悪化に弱いのでツマツマしないエサはあまりあげないようにしてください。水質悪化の原因になりますので早めに回収して水が汚れないようにしましょう。
ミナミヌマエビに餌をあげるメリットと、デメリットについては下の記事を参考ください!
フィルター&ろ過器
ここがエビ飼育で一番重要かもしれません。ろ過が効いた綺麗な水を好みます。バクテリアを繁殖する為に、ろ過強化してください。
↑を読んでからまたこのページに戻ってきてください。
スポンジフィルター(サブ用)+上部フィルターや、外掛けフィルター、外部フィルターなどで水質安定させましょう。
混泳について
小型熱帯魚、やメダカなど幅広い生き物と仲良くしているので混泳も可能です。
混泳の場合は、熱帯魚がたまにエビをつついたりしますので隠れ家的なものが少しあると隠れたりできるのでいいかもしれません。
ミナミヌマエビと相性がいい生体もいれば、相性の悪い生体もいますので混泳する時は、相性を確認してから混泳するようにしましょう。
⇓ミナミヌマエビ混泳の記事について&混泳する時のNG生体とオススメ生体について下の記事で詳しく紹介していますので参考ください!
⇓ヒメタニシの混泳についてのメリットと相性については下の記事を参考ください!
相性の良い水草について
エビ水槽に水槽に向いている水草は
- ウィローモス
- マツモ
- アナカリス
- アヌビアスナナ
などあなたの好きな水草でいいと思いますよ。水槽内に入れておくとエビさん達はかじって食べるので非常食になります。
エビ水槽に水草を導入するときには注意点があります!リスクを回避する手順などは下の記事を参考ください。
ミナミヌマエビの繁殖について
ヤマトヌマエビは水槽内飼育では繁殖しないので省略します。
レッドチェリーシュリンプ系、ミナミヌマエビの繁殖は簡単です。
繁殖目的の場合:手順
エビ:シュリンプ専用水槽を立ち上げる
ミナミヌマエビのみ、10匹程度で飼育をスタートしてください。
水槽サイズは60㎝水槽が水質安定で考えるとオススメですが、水質が維持できるなら20や30㎝水槽でも大丈夫です。僕は種類も多く飼育してるのでオレンジや、イエローは25㎝水槽です。★にもなりませんしかなり増えてます。
ミナミヌマエビの繁殖に添加剤は必要?!
これもよく質問いただきますが、ミネラルを含んだ物やバクテリア剤などいろんな製品がありますがもちろんいい製品もありますが、効果が変わったり、水質が変わったりしますのでそこまでオススメはしないです。それより根本が大事です。
例えば、PHが低い水槽だから上げる添加剤を入れ続けるのではなくて、どうしてPHが低くなっているのかを考えることです。ソイルでPHが下がっているなら砂利に交換して改善することが大事だと思います。
絶対に必要でもないのに入れるのは水質をいきなり変えて、エビさんからしたら迷惑かもしれません。入れないと★になる、繁殖しないなどはありませんのでそこまで重視しないでいいと思います。添加もいいですが水質を維持する為に、ろ過を強化するのをオススメします。
繁殖で重要なこと
ろ過を強化して水質を安定させることが重要です。シュリンプでしたら特にこれをしないと繁殖しないということもありません。飼育していれば自然に増えていくぐらいです。
ミナミヌマエビは繁殖しないと寿命が約2年程度なので減っていく感じになります。
エサを少し多めに
観賞用でしたら2日に1回程度でもいいですが、繁殖目的の場合、毎日与えてもいいかと思います。僕は粉末エサを1日2回程度与えています。
稚エビの飼育と注意点
排卵個体の発見
排卵個体ミナミの綺麗な写真を、読者のサリーさんからいただきましたので紹介させていただきいます(^^♪
混泳している場合、排卵した母エビを隔離することで稚エビの生存率を上げることができます。
お腹に卵を抱えた個体を排卵個体といいます。約20~30日で稚エビが孵化します。
稚エビ誕生
他の生体がいれば狙われますので稚エビを守る場合は隠れ家を配置しておきましょう。
見てる感じ大人のエビは稚エビを狙いません。ですが死んでしまった個体や、弱って死ぬ前の状態のエビは食べられてしまいます(;^ω^)
稚エビを守る場合ですが、孵化した後に隔離してもいいですがかなり作業が面倒だと思います。
粉末エサで稚エビの生存率を上げる
稚エビが成長しない理由がこちらです。小さい粒餌や、タブレット餌を与えてから観察しててください。生まれたばかりの稚エビは砂利のくぼみなどに隠れていますのでエサをあげても食べれていないです。大人エビはエサを抱えて自分だけで食べたりしますので。
僕は常に隠れている稚エビでも食べれる粉末エサを与えているので、稚エビ生存率はかなり高く、たくさんの繁殖させています。
ミナミヌマエビのトラブル&注意点
動かない&ツマツマしない状態
ミナミヌマエビの水槽を観察していると動きが止まっていることがあります。
ミナミヌマエビがじーっとしていて動かない場合は下の記事を参考ください!
死んでしまう:ポツポツ死んでいく
ミナミヌマエビを飼育していると導入してからすぐに死んだり、少しすると死んでいたり、全滅することはなくポツポツ死んでいくということがあります。
自然に増えていくミナミヌマエビ、数年生きるミナミヌマエビですが定期的に買い足していたりしてミナミを維持している方は今の飼育方法が悪いというより、ミナミヌマエビには適していないかもしれませんね。
ミナミヌマエビが死ぬ原因について⇓下の記事でまとめています。ぜひ参考ください!
ミナミヌマエビの寿命を延ばす方法と、短命になる理由を⇓下の記事でまとめています。ぜひ参考ください!
高温に注意!!対策方法
ミナミヌマエビを含むアクアリウムのエビ:シュリンプは夏が苦手です。
水温が30℃付近の方は今すぐに対策してあげましょう。死ぬ可能性があります!!
シュリンプの高温対策については下の記事を参考ください!
まとめ
飼育が熱帯魚の中でも難しいシュリンプですが、水質安定していて、稚エビが食べれるような餌を与えることができれば爆繁殖に成功しますので是非エビ専用水槽を立ち上げてみてください。