必要な物が揃えばいよいよ、生体を飼育できる♪と思ってしまいがちですが、
水槽にカルキ抜きをした水を入れてすぐに熱帯魚全般、メダカやシュリンプなどを投入するのはNGです。
水槽やアクアリウム用品がない方、または完全に揃えていない方は先にコチラの記事⇒アクアリウムに必要な物10点を用意する(道具)【初心者入門②】を参考ください。
生体やエビなどを水槽へ導入するのは、安全に飼育できる環境(水質)になってからということになります。
飼育する前に簡単にでもいいので、水質を理解してから水槽を立ち上げ生体を導入すれば今後失敗なく飼育ができますよ。
この記事では熱帯魚を購入する前に、水槽の立ち上げをしておくことの意味と、水槽を立ち上げる手順をアクアリウム初心者の方に向けてわかりやすく書いています。ぜひ参考にしてください。
- 水槽の立ち上げとは?
- 水槽の立ち上げ方法【全手順】
- 水槽を水で洗う【手順1】
- 水槽をセットする位置の確認‼《★要注意★》【手順2】
- 水槽を置きたい場所にマットを設置【手順3】
- 水槽を置く(設置)【手順4】
- 砂利は洗う:ソイルは洗わないでOK【手順5】
- 底砂を設置する(砂利やソイル)【手順6】
- 飼育水をバケツに作る【手順7】
- 水槽に飼育水を入れる【手順8】
- フィルターを設置して動作確認する【手順9】
- ヒーター&クーラーで適温維持【手順10】
- 照明器具、ライトを設置【手順11】
- 酸素ぶくぶくを設置(エアレーション)【手順12】
- パイロットフィッシュとは?【手順13】
- ネオンテトラを水合わせ【手順14】
- パイロットフィッシュへ餌をあげる【手順15】
- 水換え&メンテナンス【手順16】
- 【手順17】
水槽の立ち上げとは?
水槽を設置して、生体を導入する準備作業のことを『水槽を立ち上げる』と言います。
生体やエビなどを水槽へ導入するのは、安全に飼育できる環境(水質)になってからということになるのですが、セットしたばかりの水槽に高性能なフィルターを使用していても、魚や生体から発生する有害物質を分解&処理できるような仕組みや環境になっていません。
そこで底砂、ろ材の中にろ過バクテリアというのを増やし水槽の内(水中内)で処理できるような仕組みを作ってから、生体を導入してあげれば生き物を安全に飼育できることになります。
水槽の立ち上げ(準備作業)は、メダカや金魚、熱帯魚、エビ:シュリンプなどの生き物を飼育するうえでかなり重要になります。
水槽の立ち上げ方法【全手順】
生き物を導入するまでの手順を詳しく紹介しています。
最後までお読みいただければ水槽立ち上げについてお分かりいただけます!!
手順①から水槽セットの仕方や、注意点など詳しく説明していきます~♪♪
水槽を水で洗う【手順1】
購入したばかりの新品の水槽には汚れや、生体には害になる薬が付着している可能性があります。そのため、水槽を水道水で簡単に洗いましょう。
洗剤、ハイターなどを使用して綺麗にしる方も多いのですが、その匂いなどが熱帯魚、シュリンプなどには害になりますので絶対に使用しないでください!!
水槽をセットする位置の確認‼《★要注意★》【手順2】
【設置する場所の注意点と確認するポイント⑤つ】
①床、台が水槽の重さに耐えられるか
②水平な場所
③水の交換やメンテナンス作業ができるスペースがあるか
④水道から近いか
⑤電源コードから近いか
以上の5つを僕は重視しています。
ラックや、水槽台などに水槽をセットしようとしている方は、最大載せれる重量を確認してから購入を検討してもらえればと思います。
水槽を置きたい場所にマットを設置【手順3】
水槽を置きたいところに水槽用のマットを設置しましょう。
通常ですと購入した時に付属しているものを使いますが、マットがない場合は購入することをオススメします。
マットをおすすめする理由は2つありまして、1つ目は滑り止めの効果と、2つ目は直接水槽を設置すると水槽が割れる可能性があるのを軽減するためです。
水槽を置く(設置)【手順4】
洗い終わった水槽を、タオルなどで拭き取りをしてから自分の置きたい位置へ設置しましょう。
砂利は洗う:ソイルは洗わないでOK【手順5】
底砂には、砂利とソイル(土)があるのですが、水槽の立ち上げが初めての人や、初心者の方は砂利がオススメです。
※ソイルは水草の育成には最適なのですが、基本的には上級者向けで手入れが必要で失敗する場合があります。
砂利には特にデメリットが無く、取扱いも簡単なので初心者の方でも扱いやすいのでオススメです。
ここから【砂利】と【ソイル】で手順が違うので、2通り紹介していきますが、必要のない方は、文章を読み飛ばしてくだいね~!!
【砂利は洗う!!】
底砂を設置する前に、砂利をバケツへ入れて濁りがなくなるまで洗いましょう!!
(なかなか濁りがとれない砂利もあります)
洗うときはケガをしないように、厚めのゴム手袋などを装着すると安全ですよ。
※水槽を洗うとき同様、砂利を洗うときに洗剤、ハイターなどの使用は熱帯魚、シュリンプなどは害になりますので絶対に使用しないでください!!
【ソイルは洗わない!!】
ソイルは洗うと崩れてしまう可能性が高いため、基本的に設置前は水洗いをする必要はありません。
底砂を設置する(砂利やソイル)【手順6】
【砂利の場合】
洗い終わった砂利を水槽へ入れていきましょう!
砂利を入れる量は好みになりますが、水草のアナカリスや、マツモなどを植える場合は高さで3㎝程度いれると、水草が浮かくなります。
※あまりにも高くいれると底砂の掃除ができなくなりますので、高さは3~5㎝程度がオススメです。
【ソイルの場合】
ソイルは洗うと崩れてしまう場合があるので、設置前に水洗いなどせずにそのまま水槽に入れます。
ソイルの高さは底から3~5cm程度の厚さになるように敷きつめていきましょう。
飼育水をバケツに作る【手順7】
①バケツに水道水をいれます。
②そのバケツへキャップの10分の1程度のカルキ抜きを入れて、生体へ安全な飼育水を作りましょう。
詳しいカルキ抜きの量は、使用するメーカーなどで違いますので裏のラベルなどを確認ください。
これで飼育水は完成です!!!
水槽に飼育水を入れる【手順8】
【手順⑦】で作った飼育水を水槽へ入れましょう!
ソイルの方は注意
※水槽に飼育水を入れる時に、バケツから勢い良く入れるとソイルがつぶれたり、舞い上がって、水が濁ってしまうのでゆっくりといれていきましょう。
もし勢いよく飼育水を入れてしまし、ソイルが潰れ濁ってしまった場合は、ホースポンプなどを使って濁っている水を取り除き、もう一度慎重に飼育水を入れてみてください。
フィルターを設置して動作確認する【手順9】
フィルターや、ろ過器はたくさんありますが今回使用した写真のフィルターは、「外掛けフィルター」と言います。(内部を改造していますがここでは省略しますね)
【手順⑨】では、設置して動作確認をします。
①水槽にフィルターを設置し、コンセントに繋ぐと自動で電源が入ります。
②写真の流れのように水が吸い上げられていて、排出口から水が流れていれば動作確認はOKです。
③注意点は、水槽にいれている水が少なすぎるとフィルターが水を吸いあげれないので、
水槽には飼育水を7~8割程度をいれてからフィルターの動作を確認してみてください。
④他に確認することは、どこかで水漏れしてないかと、異音などがないかです!
これらが発覚した場合、器具の初期不良の可能性がありますので迅速にメーカーもしくは、購入したショップに問い合わせましょう。
故障なのかわからない場合などがありましたら、ヌマエビ兄さんの公式LINEへ連絡いただければ、返信させていただきます!
ヒーター&クーラーで適温維持【手順10】
基本的に熱帯魚を飼育する水温は23~28度の間で、適温は25,26℃になります。そのため室温が寒い冬場には水槽用ヒーターなどを使い水温を上げて維持してあげないといけません。
逆に、夏場の暑いときはクーラーや水槽用ファンを使用して水温を下げてあげましょう。
照明器具、ライトを設置【手順11】
照明:LEDライトなどを設置しましょう!!
水草育成にはもちろん必要ですがその他、砂利や熱帯魚がライトアップされ綺麗に映える効果があります。
酸素ぶくぶくを設置(エアレーション)【手順12】
金魚や熱帯魚の飼育に、ぶくぶくが必要だとご存知の方も多いかと思います。
このぶくぶく(酸素)は、エアレーションといい熱帯魚やエビを飼育するうえで凄く重要です。
効果としては、生体が酸欠にならないようにする為だけと思われがちですが、水質維持(バクテリアが生きる環境を作る事)にもかなり効果があります。
夜のみエアレーションを入れるかたもいますが、生体ではなく、水中内のバクテリアの為にも常にエアレーションすることをオススメします。
これでセットが完了したので熱帯魚を水槽へいれることは可能なのですが、水槽立ち上げ直後は水質が安定せず、すぐに濁ったり、水質が悪化しやすいので飼育したい熱帯魚やシュリンプを入れる前にパイロットフィッシュというのを用意しなければなりません。
パイロットフィッシュについて次で詳しく説明しますね。
パイロットフィッシュとは?【手順13】
水槽立ち上げ直後は水質が安定せず、すぐに濁ったり、水質が悪化しやすいので飼育したい熱帯魚やシュリンプはこの急激な水質悪化に耐えることができませんので水質を安定させる必要があります。
水質を安定させるにはバクテリアが必要です。
その水質を安定させるバクテリアを発生させるにはアンモニアが必要なので、アンモニアを発生させるために入れる熱帯魚のことをパイロットフィッシュと呼んでいます。
低価格で、水質の変化に強い熱帯魚がパイロットフィッシュに向いています。
ネオンテトラやグッピーも非常に強い個体なのでパイロットフィッシュにオススメしている場合がおおいですが、実はヒメタニシなどの貝や、メダカも非常に強い個体なので適しています!!
ネオンテトラを水合わせ【手順14】
パイロットフィッシュへ餌をあげる【手順15】
2019、02月14日~こちら 作成中です すいません・・・