ミナミヌマエビが動かない、ツマツマしない原因11個と対策方法

ミナミヌマエビ

 

「水槽にいるミナミヌマエビが動かない・・・」

「ツマツマしない・・・。」

生きているのにどうして動かず、ツマツマしなくなったの?の気になるところです。

そんな方の疑問を解決するために記事を作成しました。

死んでしまった場合は、ミナミヌマエビが死んでいく死因8つの記事をお読みいただければ解決します。

この記事では、

  • ミナミヌマエビが動かない理由5つと対策方法
  • ミナミヌマエビがツマツマしない理由6つと対策方法

について詳しく紹介しています。

ミナミヌマエビ飼育の参考にしてもらえれば嬉しいです。

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ミナミヌマエビが動かない原因5つ

水温が低い

ミナミヌマエビ 水温

原因① ミナミヌマエビが一番活発に動く水温は20~27℃です。これを下回るとエビさんは活動を止め、冬眠状態になり、動かないで止まっていることが多くなります。

水温が低い場合は冬眠状態なのでじっとしていても特に問題はありません。

また、冬場は水温自体が低いので水槽用ヒーターを付けていても、いつのまにか水温が下がっている場合があります。

 

ヒーターの故障

原因②「ヒーターは正常に作動していますか?」

ヒーターをつけていても極端に水温が下がっている場合は、故障:不具合の可能性があります。

頻繁に壊れるものではないですが、いつもと様子がおかしくないか確認しましょう。

 

水温計の故障

ミナミヌマエビ 水温計

原因③ 適温で飼育していると思っていたら、水温計が故障していて実は低温で飼育してい場合があります。これは原因①の冬眠状態になり、動かない・ツマツマしない状態で止まっていることが多くなります。

皆さんご存知かも知れませんが、水温計にはデジタルとアナログの2つの種類があります。

①デジタル水温計(写真右)水温を液晶画面に数字(デジタル)で表示してくれるので、水温の変化も分かりやすいです。

また、水温計の本体は水槽の外に設置するので、凶暴な生体に壊される事もなく、様々な生体と幅広く相性が良いですが、電子機器ですのでもちろん故障する事もあります。

②アナログ水温計(写真左)ガラス棒の中の液体の入った昔ながらのシンプルな水温計です。

水槽内に吸盤などで設置し、液体が指す目盛りを読み取って水温を測るものです。

どちらも破損しなければほぼ半永久的に使えますが、衝撃で壊れやすくいつの間にか割れてしまい、正常に水温が測れていない可能性があります。

※新品でもたまに壊れている場合があるので注意してください。

他の水槽と極端に表示が違うときは故障を疑ってみてくださいね。

実は、水温が10℃以下だったなんてこともありますので日々確認することをオススメします。

 

導入:水合わせの失敗

水合わせ⇒水槽へ導入したばかりは、ミナミヌマエビの健康状態も不安定になりがちです。

ミナミヌマエビにとっては引っ越したての家の様な存在であるので、何だか落ち着かない・前の水槽の方が水が合っていて過ごしやすかった、などうまく水合わせが出来ていないと動かずじっとしている場合があります。

 

急激な水質の変化があった

ミナミヌマエビ 水質

急に水質が汚れた・水換えの換え水が冷たすぎた・PHが変わったなど、急激に水槽内に大きな変化があると、エビさんもびっくりして活動を止めてしまいます。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

次にミナミヌマエビが動かない対処方法5つをご紹介します。

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ミナミヌマビが動かないときの対処5つ

水温を確認する

対処① 水温は適切な温度でしょうか?まずは水温計の表示をみましょう。

水温が20℃以下に下回ってきますと、だんだんミナミヌマエビは活発に活動することなく動きが鈍くなってきます。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

しかし、水温が低いと死んでしまう生き物ではありませんのであまり心配する事はありません(^^;

真冬は設置場所の環境でヒーターを付けていてもなかなか水温が上がらない事がありますが、気温も暖かくなり、水温が上がって来たらエビさんも活動を始めますよ。

 

ヒーターが壊れていないか確認する

対処② 水槽用のヒーターを設置しているのに水温が低い!そんなときはヒーターが壊れていないかまず疑いましょう。

ヒーターは電化製品ですね。頻繁に壊れるものではありませんが、故障する可能性もあります。製品のつくりや相性などにもよりますが、1~2年程度で新しいものに交換することが推奨されています。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

もちろん、製品によってはそれ以上使用できるものもありますので、壊れた時のために予備でもう一つ買い備えておくと良いです(^^)

 

水温計が正常に作動しているか確認する

対処③ 当たり前のことですが、水温計が正常に作動していないと正確な水温を測ることが出来ない為、今の水温が生体に適しているのか、どういう状態なのかが全くわかりません。

デジタル水温計は電子機器ですし、アナログ水温計も破損により壊れることがありますので、生体だけでなく、水温計などの周辺器具にも故障がないか気を配るようにしましょう。

壊れている物は直ちに処分し、新しい水温計を使用しましょう。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

手堅い方法としては同じ水温計を2つ導入する方法もあるので心配な方は、2つ導入してみてもいいと思います。

 

水合わせの見直し

対処④ 導入する際の水合わせは他の生体よりもじっくり行いましたか??

前住んでいた環境になるべく近づけてあげ、快適に過ごせる水槽にしてあげましょう。

水槽を立ち上げて安定するには、おおよそ1か月ほどはかかります。安定するまでは不安定な水質なので水合わせがうまくいってもすぐに水質が悪化しますので水換え頻度もポイントとなります。

水換えの時は、水槽の水温と同じ温度の水を入れましょう!バケツに水を入れカルキを抜き、ヒーターを入れて同じ水温の水を作りましょう。

そうすることで水温の変化でミナミが動かなくなることもありません。

 

急激な水質変化に注意する

対処⑤ 急激な水質変化があると、エビさんはびっくりして活動を止めてしまいます。逆に暴れだす時もあります。

人間も急に誰かにびっくりさせられると、固まって動けなくなる事があると思います。また、急に熱いお風呂・冷たいお風呂に入ると場合によっては心臓麻痺を起こしてしまうほど危険に陥る場合もあります。

急激な水質・水温の変化は私たちが心臓麻痺を起こすのと同じで、エビさんにとってもダメージが大きいです。最悪数日後に死んでしまう場合もありますので、海水の水を入れたり水質が変わるようなことは絶対にやめましょう。

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ミナミヌマエビがツマツマしない原因

ミナミヌマエビが水草をつつきながら食べている姿は【ツマツマ】と呼ばれ、ツマツマ愛好家さんも沢山います。その愛くるしい姿を眺める事で癒される方も多く、ファン層も幅広いです。

しかし、突然【ツマツマ】しなくなった!なぜ??というトラブルも耳にします。ツマツマしないのは何かしら原因があるはずです。

このあとツマツマしない原因6つをご紹介します。

水温の低下や水質の原因

ミナミヌマエビが活発に活動するのは水温が20~27℃の状態です。これを下回ると冬眠状態になりますので、じっとしていたり、ツマツマもしなくなります。

水質が悪化していると動かなくなります。

ストレス

水槽へ導入直後、他の生体との混泳相性が悪い・他の生体に攻撃を受けている・環境に馴染んでいないなど、なにかしらストレスを抱えていると食欲もなくなりツマツマしなくなります。(エサやコケを食べない状態)

 

エサと分かっていない

導入したばかりのエビさんは、新しいところに引っ越してきたことになかなか気づかない場合があります。

前いた環境で人工エサばかり与えていた、違う水草を食べていた、そんな場合はまだ水槽内も水草が食べ物だということに気づいていない場合があります。

 

寿命が近づいている

寿命が近づいている=高齢のエビさんです。人間も同じですが、高齢になると若い頃とは違い消化のスピードも遅くなり、食べる量も必然的に減ってしまいます。

 

水合わせに失敗している

水合わせがうまくいっていないと、じっとして動かなかったりエサを食べようとしないためツマツマもしなくなります。水合わせがうまくいっていないと元気な生体が育ちません。

 

病気にかかっている

比較的丈夫な個体で有名ですが、ミナミヌマエビも生き物です。

水質の悪化によりカビが生えたり、寄生虫に侵されてしまう場合もあります。

なにか様子が違う…と感じた時は行動だけでなく体表の様子も気にかけましょう。

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ミナミヌマエビがツマツマしない時の対策

水温の調節:水質改善

水温が低すぎて活動できない状況の可能性があります。むりやり水温を上げなくても良いですが、繁殖させたり長生きさせたいなら、一番活発に健康に過ごせる水温の20℃~27℃を常に保つようにしましょう。

水質が悪化しないように1週間に1回は、水槽の水3分の1程度水を換える。エビはろ過がかなり重要なので、もし外掛けフィルターや、ぶくぶくのみでミナミヌマエビを飼育している方はろ過の強化することをオススメします。

ろ過の強化方法は、小型水槽でミナミを飼育の方でしたら小型水槽用外部フィルターを導入、60㎝水槽の方はスポンジフィルターなどを導入して、綺麗な飼育水でミナミヌマエビを飼育しましょう。

⇓ろ過と、ろ過フィルターについて、詳しくは下の記事を参考ください。

 

ストレスの原因を取り除く

カラーシュリンプならストレスで体の色が抜けたりします。多くのストレスはショップでの購入後の輸送中、水合わせ時、水槽への導入時です。

ストレスがなくなれば自然と食欲も湧き、エビさんは活発にツマツマし始めます。

ストレスを抱えたまま飼育するのは短命になってしまう原因でもありますので、うまく導入してあげましょう。

 

水槽の環境に慣れるまで様子を見る

導入したての水槽はいくら水質が良くても、エビさんはなかなかすぐに馴染みにくいです。

他のシュリンプよりは特別デリケートな生体ではありませんが、環境に馴染むまで多少の時間がかかりますので綺麗な水槽を維持し、過ごしやすい環境になるまで少し時間を待ちましょう。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

環境に馴染んでくると、ずっとツマツマしているくらい働きますよー(^^)

 

寿命が近づいている生体はそっと見守る

悲しい事ですが、生き物は必ずしも寿命が来ます。

高齢のエビさんは無理のないようのんびりと暮らしてほしいものです。お腹がすくとツマツマし始めますので、そっと見守ってあげましょう。

 

水合わせの見直し

水合わせがきちんと出来ていない場合、動き回らずずっとじっとしていて、ツマツマもしない場合があります。

導入時の水合わせはじっくり行い正しい手順を身につけましょう。シュリンプ系の水合わせは点適法で行うのが最適です。

点適法をするのに便利な器具【水合わせキット】という物が販売されています。水合わせキットを使うことで効率よくじっくり水合わせを行うことができます。

 

水槽はいつも清潔にする

水槽内が汚れていると菌だらけになってしまいます。

水槽の汚れや、水質の汚れはミナミヌマエビの寿命にも大きく関わってきます。

水質が安定し、常に綺麗な水槽を保つ事で、快適な住処を作る事が出来ます。

快適な住処が過ごすとたちまち健康になり、元気・食欲も湧きツマツマしたりと盛んに活動するようになります。

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まとめ

ミナミヌマエビ まとめ

下記がミナミヌマエビ動かない・ツマツマしない原因と対処のまとめです。

・ミナミヌマエビが泳ぎ回らずじっとしていたり、ツマツマしない場合にはいくつか原因があるが、すぐに改善しないといけない原因と特に問題のないケースがある。
ミナミヌマエビがじっとしていても気にしないでも良い場合は、冬の気温が低い時期。この時期はじっとしているので泳ぎ回ったりツマツマする事やエサを食べることがほとんどないが、これは冬眠状態に入っている為問題ない。
ミナミヌマエビが動かない原因5つは、水温が低い、ヒーターの故障で水温が低くなっている、水温計の故障で水温が低くなっている、導入&水合わせ失敗、急激な水質の変化があったことが主な原因となる。
・ミナミヌマエビがツマツマしない原因6つは、水温の低下、ストレス、エサと分かっていない、寿命が近づいている、水合わせに失敗している、病気にかかっているが主な原因です。
・気をつけないといけないことは水質の悪化やストレス、周辺器具の故障。
・水質の悪化や急激な変化はツマツマしないだけでなく、ミナミヌマエビの健康にも害をもたらすので注意。
・輸送中、混泳させることや、水合わせ後、水槽へ導入したばかりの時の環境の変化でストレスを抱えてしまう事からツマツマしないことがある。
・低温でも生きるミナミヌマエビであるが、水温計やヒーターの故障は水温の急激な変化をもたらす可能性があるので故障している器具は直ちに処分し、新しいものを使用しよう。

 

寒い季節にヒーターなしで飼育している方は、水温の低下で冬眠し動かない状態なので問題ありません。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

ミナミヌマエビをショップで見るとき常にツマツマしていたり、動いていたりしているのでいざ自分の水槽に導入してみて動いていなかったりしたらびっくりすると思います。

この記事で一人でも多くの人の疑問が解決できればと思い詳しく記事にしてみました。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^♪