ウィローモスのトリミング方法と注意点!余ったモスは有効活用

ウィローモス

 

水草でのトリミングとは、長く伸びた水草を刈り揃える作業です、簡単に言うと植物の散髪(カット)することです。

健康的な水草を育てるためには、光量が均等にあたるようにしないといけないのでトリミング作業が重要になってきます。

この記事では、

  • ウィローモスのトリミングのやり方と注意点
  • トリミングで余ったモスの有効活用方法

について詳しく説明していきますので水草維持のお役に立てれば幸いです。

スポンサーリンク

ウィローモスをトリミングする時のポイントと注意点

小さく切りすぎない

トリミングして他の石や流木に巻く場合、細かくカットしないようにしましょう。小さすぎて石などに巻きにくくなります。小さくと言っても1㎝以上あれば問題ありません。

比較的あまり手を加えなくても育ってくれますが、1センチ以下に極端に短くしてしまうとこなごなになってしまい、成長も止まってしまいます。切りすぎには注意しましょう。

状態の悪いものは思い切って切ってしまう

少しのダメージならそのまま放置しておいても問題ありませんが、光量不足などにより極端に茶色くなったり、枯れてしまったウィローモスは再生不可なので思い切ってトリミングし、健康なものだけを残しましょう。

ちょっと切りすぎたかなと思っても健康な水草になると成長速度も早まりますのでみるみるうちに増えていきます。枯れている水草を残していると、フィルターのつまりの原因になったり、水質が悪化するので、見つけ次第カットする方がいいですね。

トリミングする時は切れ味の良いハサミを使用する

水草には繊維があり、その繊維を潰すように切断するとその切断面は腐りやすくなってしまいます。

逆に綺麗にカットされた切断面では水草の各機能が正常に活動をして新しい芽や根を出しやすくなります。
水中で使う道具である以上、長年使っていると錆びることもありますのでできればトリミング専用のステンレス製トリミングハサミなどを利用するのがおすすめです。ネットでも購入する事が出来ます。

トリミングしたモスをむやみに捨てない「注意」

トリミングして余ったウィローモスは様々な面で有効活用できますので不要になったからといってすぐに捨てないで下さい。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

ここからトリミングして余ったウィローモスの再利用:有効活用方法について紹介していきます。

スポンサーリンク

トリミングして余ったウィローモスの活用方法

溶岩石や、流木に巻いたり、活着させる

ウィローモスはコケなので溶岩石や、流木に巻いて:活着(くっつけ)させる事で簡単にまた伸びて生えてきます。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

元気なモスは余ったからといって捨ててしまってはもったないですね!

余ったモスをどんどん増やしていく事で、草原のようなモスの絨毯(じゅうたん)を作る事も出来、素敵なレイアウトにもなります。

ウィローモスを石や流木に巻く【必要な物&手順】

エビの隠れ家や、メダカなどの産卵床になり卵を産み付けたものを隔離するのにそのまま他の水槽に移動できるので、ウィローモス+マット、流木、溶岩石は大変便利で重宝されています。

これらはネットやお店で販売もされていますが、実は自分でも作る事が出来ます。

【用意するもの3つ】

①カットして余ったウィローモス 

 

②石や流木

流木や石は熱帯魚ショップやネットでたくさんのサイズや種類がありますね。

流木のアク抜き作業などがめんどうだなーと思う方は、溶岩石をオススメします。さっと水洗いすればモスを巻くことができますよ(^^♪

 

③釣り糸(透明がオススメ)

釣り糸、手芸用テグスを使いモスを巻きます。僕がモスを巻くのに使っているのは釣り糸1.5号です。※あまりにも細い糸だと結ぶときに切れてしまいますので注意ください!!

 

【作り方:手順】

手順①石:流木を綺麗に洗浄する(※流木はアク抜きが必要)

流木の場合はアク抜き処理が必要です。アク抜きなしで水槽に導入してしまうと飼育水が茶色くなり見た目がかなり悪くなります。その他、水質が変化する為アク抜き処理してかあ水槽に導入してください。

流木のアク抜きについては下の記事を参考ください!

 

 

手順②モスを2㎝程度にカットしよう

1㎝以下にカットすると、伸びてこないことがあるのと、次の手順で巻いていく時に巻きにくいので、モスをカットするなら2㎝~3㎝がオススメです。

 

手順③釣り糸で巻きつける

モスを盛り付けた石や流木に釣り糸でぐるぐる巻きにし、しっかりとモスを固定します。

この時、モスが死んでしまう可能性があるので、あまり強く縛りすぎないようにしてくださいね。

石や流木は揃えやすく、比較的簡単にでき、自分の好きな形や大きさで作る事が出来ますので、トリミングしたウィローモス、南米ウィローモスは捨てないようにして再利用してあげてください!

水苔(ミズゴケ)の代わりに活用する

水苔(ミズゴケ)とは観葉植物などの植物の根元に肥料の代わりとして使われるコケです。

蘭や山野草、観葉植物、多肉植物など幅広く使えます。

土だけで植物を育てていると、水やりの際に土が飛び散って周辺が汚れるという場合も、水苔を植えこむだけで、そういったトラブルを解消することができます。

育てたい植物の根の周りに敷くか、根本に巻き付けるようにするだけなので簡単です。

こうすることで根の乾燥を防ぐことができ、水草(ウィローモス)の豊富な栄養を植物に与えることが出来ます。ご家庭で他にも植物を育てている方はおすすめです。

エビ類:他生体のエサにする

ビーシュリンプや、ミナミヌマエビなどのエビ類はウィローモスが大好きです。その他水草を食べるような生体がいる水槽に入れてあげると余ったウィローモスが餌になります。

水槽内に導入することでおいしそうにパクパク食べてくれます。

この利用方法もあるので、そのままモスを捨てるのはもったいないですね!

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

シュリンプ達がウィローモスをツマツマしている姿もみる事ができ、エビ飼育の楽しさやエビ水槽への愛着も倍増しますよ~♪

スポンサーリンク

まとめ

下記がウィローモスのトリミングのポイントと注意点まとめです。

・ウィローモスの飼育(水草飼育)にはトリミング作業をすることで、健康な状態のまま水草を伸ばすことができます。
・トリミングの際は小さく切りすぎない事や、状態の悪いものは切る、切る際は切れ味の良いハサミを使うなど実行し、トリミングして余ったもモスは捨てずに有効活用する。
・トリミングして余ったウィローモスは、溶岩石や、流木に活着させたり、モスマットを作るなど新しいレイアウトの活用にする事が出来る。
・余ったウィローモスは、水苔(ミズゴケ)の代わりにしたり、エビ類のエサにもでき多用途に活用出来るので捨てる前に使える用途があれば残しておくことをおすすめします。