ウィローモスを水槽に導入していると増やしてみたくなることがあります!
増やすことは特に難しいことはないので、飼育のコツをつかめば簡単に伸ばして増やす事が出来ます。
ウィローモスが人気の理由は水草の中で、トップクラスに綺麗なところもそうですが、そこそこ丈夫で育てやすいところも人気の理由とされています。
この記事では、
- ウィローモスを少しでも早く伸ばして増やす方法
- ウィローモスを伸ばす時に注意するポイント
について詳しく記事で紹介しています。
参考にしてもらえれば嬉しいです♪♪
ウィローモスを伸ばすならこの2つ!!
光量
ウィローモスは低光量でも簡単に育てることができ、初心者の方でも育成しやすい水草です。
しかし光量があまりにも弱すぎすると光合成が出来ずに調子を崩したり、光量が強すぎるとコケに覆われてしまったりたりします。
すくすくと元気なウィローモスを沢山増やすには、8時間の照明を目安に、太陽光やLEDライトをまんべんなくウィローモスにあててあげましょう。
必要光量は満たしていても、根元付近や陰になるところでは光が届かないので、枯れたりコケに覆われたりするので、注意が必要です。
光があたるようにしっかりとトリミングをするようにしてください。
栄養分を豊富に与えると綺麗なグリーンに育ちます。反対に状態が悪いと茶色くなって溶けてしまう事もあります。
ソイルを使用する
ウィローモスを少しでも早く伸ばしたい(増やしたい)場合に重要な事は、飼育する環境です。その為、少しでも早く伸ばしたい場合は底砂にソイルを導入することです。
ソイルとは?
土でできた底床のことで、栄養を含んだ土を焼き固めたものです。栄養を豊富に含んだ特殊な底床材なので、元気な水草を飼育するのに重要なアイテムです。
砂利などでもウィローモスの飼育は可能ですがソイルの方が栄養が豊富で、水草もグングン成長します!!
【ソイルを導入する3つの理由】
- 水草に必要な栄養分が最初から含まれている
- 水質を水草が好む水質(弱酸性)に保つ
- 硬度を下げ水草飼育に最適な硬度に保つ
少しでも早くウィローモス伸ばしたい場合は必ずソイルで飼育をスタートしてください。
今回は水草を少しでも早く伸ばし、増やすことが目的なので、栄養が豊富で水草育成能力が高い『栄養系ソイル』をオススメします!
吸着系ソイルでも水草の飼育は適しているのですが、栄養系ソイルの方が水草の育成には特化したソイルで水草の成長を促進する効果が非常に高いので『栄養系ソイル』を選んでください。
僕の水草水槽は数年間ジェックスの水草一番サンドというソイルと、プラチナソイルを使っています。
水草一番サンドには吸着ソイルと記載がありますが、肥料分も非常に多いので栄養系ソイルとしての認識でいいかと思います。
水草の育成にはこのどちらかのソイルを購入していれば間違いないです!!!!!!
光量がありソイルで栄養も与えても、ウィローモスの伸びるスピードはやや遅めです!
伸びても月に1~2㎝程度なので枯れない、溶けないように飼育して気長に伸びるのを待ちましょう!!
ウィローモスを2㎝程度にカットする
ウィローモスはそのまま浮かべておくだけでも伸びますが、できれば1~2㎝程度にトリミングし流木や石に糸で巻き水槽にセットしましょう。
枯れた部分をトリミングすることでいい状態のモスのみを伸ばせます。
早く伸ばしたい時に注意する4つのこと
金魚やエビを同じ水槽に入れるとかじられる
ウィローモスの葉は柔らかく、特に新芽はとても柔らかいためエビ:シュリンプに食べられてしまいます。
エビの数を減らすか水槽を大きくするなどの対策が必要になります。伸ばすことを1番に考えた時にできる対策方法は、エビとウィローモスを別の水槽に入れる事です!
ウィローモスのみ飼育する専用の水槽を立ち上げる方法です。
水草専用水槽で元気なウィローモスをどんどん増やして、増えた分のウィローモスをエビ水槽に入れてあげれば少しぐらいかじられても平気ですね!
一緒に入れることでエビさん達がウィローモスをツマツマするかわいい姿も見れますね。
炭酸水で飼育する
結論は、炭酸水で飼育する必要はありませんが、オススメしない理由について書いていきますね。
ブログの読者さんから、ウィローモスについて質問をいただきました。
ウィローモスを炭酸水で飼育するとたくさん増やせると効いたのですが、効果はあるのでしょうか?
という質問をよくいただきますので、ここで紹介させていただきます。
メリット
炭酸水に含まれる二酸化炭素を利用し、光合成を促進させようという理論になりますね。
デメリット
一時的なものなので長期的に効果はないのと、入れたことにより水槽内の水質が変わることが今後の成長に影響します。
ウィローモスが一時的に成長したとしても、長期的に綺麗な状態のまま伸ばさないと意味はないので行う必要はありません。
炭酸水を入れなくても普通に飼育していて伸びて増えることから、炭酸水を入れる必要性はないです。
また、炭酸水の効果は持続しないため継続的に炭酸水を購入して、水槽へ入れ続けないといけないので、余分にお金もかかりデメリットばかりなので注意してください。
ペットボトルで飼育する
水槽ではなく、ペットボトルでウィローモスを飼育する方法です。
結論は、ペットボトルで飼育する必要はありません。この飼育をオススメしない理由について書いていきますね。
ペットボトルで飼育するメリット
ウィローモスを青いバケツなどで飼育した場合、横からの光が当たらないので、光合成しない(成長しない)というデメリットになりますが、ペットボトル、タッパーは透明なので、外からの光を遮断されることなくウィローモスの光合成を促進してくれます。
全ての面から光を取り込むことが出来るので、枯れる箇所なく飼育できる。
というのがメリットなのですが、これは水槽も同じです。青いバケツや、発砲スチロールなどと比べるとメリットになりますが水槽でモスを飼育している人からするとこれはメリットになりませんね。
ペットボトルで飼育するデメリット
- 容器が小さいので飼育水の水量が少ない
- 水量が少ないので水温の変化も激しい
- ろ過フィルターがつけれない
飼育水が少ないので、水質の悪化、温度変化が早くなります。また、ペットボトルにろ過フィルターもつけれないので水質を綺麗にろ過することもできませんね。
水草は、生体と同じく温度変化と水質に敏感です。
ウィローモスを増やすというより、飼育方法にデメリットしかないので水槽に、ヒーター、ろ過フィルターを付けて綺麗な水と適した水温でウィローモスを飼育しましょう。
タッパーで飼育する
ウィローモスを100均のタッパーなどにいれて水を霧吹きでかけて、サボテンのように飼育していくスタイルですね。
ウィローモスはコケの仲間なので水中はもちろん、水上でも飼育は可能です。
飼育に問題はないのですが、底砂にソイルを敷いて水中から栄養を与えて育てていく飼育方法より成長するスピードは遅くなります。
水のみなので栄養がなく、色も悪くなったりするかと思います。その他、カビが付着したり、ろ過がない為タッパー内の水質が悪くなるのも気を付けましょう。
タッパー飼育は1つの飼育方法であり、モスを早くの伸ばすのには最適ではないのかなと思います。
コケ駆除の薬品は使わない
ハイターなど生体に使用してしまう方もいるみたいなのですが、ウィローモスに苔が生えてきたからといって、苔駆除として販売されている薬品をほんの少しでも使用すると、ウィローモスも苔の一種なので一緒に枯れてしまうことがあります。
苔が一部に付着している程度であれば、苔が生えている部分をカットして様子を観察していくのが無難ですね。
もし薬品を使いたい場合は、アクアリウム用のコケ防止を使いましょう。
薬品を使用するもしくは、コケが全体に覆われてしまったら、状態の良い部分だけをカットしてそのカットしたものを新しく石か流木かマットに活着させましょう。
モスにコケが絡みついている時の対処方法の記事は下記を参考ください。
水槽環境を整える
腐って溶けかかったウィローモスは、健康なモスに絡まりやすいので、プロホース(下記参照)で吸い取るか、網ですくい水槽内から取り出して綺麗な水質を保ちましょう。
プロホースとは
プロホースとは汚れた飼育水とソイル:砂利の隙間に溜まったゴミだけを楽々排水できる優れものの掃除道具で、水換えと砂利掃除が一度にできて水槽掃除の負担を大幅に軽減できる便利なアイテムです。
そのままパイプをソイルに差し込むと溜まった汚れが排水されます。吸水面が広い物を使うとうまく汚れだけ吸い取ってくれます。
プロホースでの掃除をおすすめする理由
水槽内では状態が悪くなった水草が溶け水質を悪くして行ったり、日が経過するにつれて水槽内はどんどん汚れていきます。
水草と生体を一緒に導入される方も多いと思いますが、その際はフンやエサの食べ残しがどうしても発生してしまい、汚れがは沈殿するので水槽内でも底の方に溜まる傾向があります。
その結果プロホースで掃除をしっかりと行うことが生体や水草ウィローモスの健康維持にもつながります。
水槽内の水を変えてしまうような大掛かりな掃除は急激な水質の変化を招くために良くありません。水量では3分の1程度の水換えをし、急激な水質変化を回避する事で水草も元気に育ち、どんどん伸ばして増やす事が出来ます。
ウィローモスを細かくカットし過ぎない
1㎝以下など、かなり短く切ってしまうとうまく成長しない場合や、うまく伸びないことが多いです。
石に巻くときにカットする時は最低でも2~3㎝ぐらいの長さを目安にトリミング:カットしてもらえればと思います。
まとめ
下記がウィローモスの繁殖:伸ばす(増やす)記事のまとめです。
モスを増やしたい場合はほどよく光量を与え、栄養をあたえることでぐんぐん成長します。モスは水中から栄養を吸収するので、水中内の栄養は重要です。
ソイルじゃなくてもモスの飼育はできますが、少しでも早く伸ばしたい場合はソイルを使いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!!