ミナミヌマエビの寿命はどれくらいなのか?
丈夫なミナミヌマエビなのに長生きしない。。。
ミナミヌマエビがすぐに死んでしまう・・・。
水槽を見るたびにミナミヌマエビがポツポツ死んでいく
などなど、
ミナミヌマエビが長生きしない理由はいくつかの理由があります。
この記事では
- ミナミヌマエビの寿命について
- 長生きしてもらう方法
- 死んでいく理由、短命になる理由
を紹介していきますので、ミナミヌマエビ飼育の際の参考にしてもらえると嬉しいです♪
ミナミヌマエビの寿命は2年程度!
ミナミヌマエビは2、3cmほどの淡水エビです。
寿命は一般的に2年程度が多いですが個体差があり、それ以上長生きするエビさんも沢山います。
同じ淡水エビの仲間の、ビーシュリンプ系よりも比較的長く生きると言われています。
では、どのような飼い方をすれば長生きしてくれるのでしょうか?
それにはいくつかのポイントがあります!ここからはできるでけ長生きしてもらう為にできることを詳しく紹介していきます。
ミナミヌマエビの寿命を延ばす8つの方法
水質管理を徹底する
ミナミヌマエビは水質PH(弱酸性~弱アルカリ性)にはあまりうるさくなく、家庭で観賞魚として飼われている淡水生体と同じ水質で飼う事が出来ます。日本の水道水はアクアリウムに向いているのも助かりますね(^^♪
弱酸性が適しているシュリンプもいますがミナミヌマエビはPH:弱酸性や弱アルカリなどは特に気にしなくて問題ありません。それよりも水質の汚れに注意しましょう。
長生きの結論から書きますと、水質悪化しないようにろ過フィルターを使い水質が安定した綺麗な飼育水(バクテリアがいる飼育水)で飼育していれば寿命前に死ぬことはなく長生きしてくれます。
汚れた水で生活する事はやがて死んでしまったり、病気にかかってしまい、短命に繋がってしまいます。
何日も水換えをしないとその水はたちまち汚れていき、水質の状態が悪くなってしまいます。その飼育水はフンなどから発生する有害物質や雑菌で溢れています。
ろ過フィルターなしでミナミの飼育は向かない!?
ミナミヌマエビは毎日水換えをして飼育するより、バクテリアがいて安定している水を好みます。全部水道水に水換えしても、バクテリアがいない為ミナミが出したフンから出る有害物質を分解できずにミナミは死んでしまいます。
×:水道水=綺麗な水
〇:バクテリアがいて安定している飼育水=綺麗な水
メダカなどは水質の汚れに強い為、このフン:有害物質などが分解できていなくても死にません!その為ボトルアクアリウムや、ろ過フィルターなしで多少水換えしていれば飼育することができますね。
ミナミヌマエビが長生きしない人、繁殖しない人はろ過フィルターを導入して、安定している飼育水で飼育しましょう。
⇓外部フィルター30㎝用&小型水槽用
60㎝水槽の方は上部フィルターか外部フィルターでいいと思います!
⇓上部フィルター60㎝用のみでも購入することができます(水槽なし)
⇓外部フィルター60㎝用
ミナミヌマエビが寿命以外で、死ぬ理由のほとんどがこの水質の問題です(*_*;
シュリンプ、ミナミヌマエビをエアレーションだけで飼育するのは水質の管理が上級者向きなのと、大量死のリスクがあります。強力なろ過フィルターを設置して、もしもの時に備えて飼育をすれば間違いないのと安心ですね(^^♪
⇓ろ過フィルターについて詳しくは下の記事を参考ください。
水温の上昇を防止
ミナミヌマエビは寒さには強いのですが高温に弱いです。
水温が28度以上になると呼吸がしにくくなり、たちまち弱ってしまいます。
特に真夏の水温管理は直射日光を避け、クーラーをうまく併用して飼育しましょう。
また、季節の変わり目は朝晩の気温差がかなり激しく、人間でも体調を崩しやすい時期かと思います。エビさんも同じですので、水槽用ヒーター、水槽用冷却ファンクーラーをうまく使い、一定の環境を保つよう心がけましょう。
⇓夏の高温対策については下の記事を参考ください!
水合わせ慎重に!急激な環境の変化に気をつける
ミナミヌマエビは急激な環境に変化に弱いです。急激な環境の変化でびっくりしてしまい、死んでしまう場合があります。
そのため、水槽の立ち上げ時には必ず水合わせをし、元々ミナミヌマエビが暮らしていた環境になるべく近づけてあげましょう。
酸素:エアレーションも重要
過密飼育の場合エビさんが酸欠を起こし、早く★になってしまう(死んでしまう)場合があります。充分な酸素が行き渡っているか、よく観察して過ごしやすい環境をつくってあげましょう。
ミナミヌマエビへの酸素も重要ですが、水槽内にいるバクテリアも酸素が必要です。バクテリア活性化と水質維持をする為にエアレーションしましょう。
エアレーションに必要な物3つ
ポンプ
ゴムチューブ
ストーンやスポンジフィルターなど
ミナミヌマエビへ酸素というよりバクテリア活性化:水質維持の為にエアレーション(ぶくぶく)することをオススメします。
適度な個体数で飼育
水槽内の個体が多すぎると満員電車のような状態になってしまい、呼吸がままらなくなり、水槽も汚れやすくなることで水質からダメージを受け、短命になってしまう事があります。
一般的には1リットルにつき1~2匹程度が適切と言われています。しかし、環境が良いとそれ以上飼育する事も可能ですが、あまりぎゅうぎゅうに詰めて飼育するのは避け、少しずつ様子をみて増やしていく事が大切です。
水草は無農薬のものを使用
店舗にいくと農薬の注意書きをしているところもありますね。
シュリンプ類は農薬に大変敏感です。
水槽内に水草を入れてあげる事は良い事ですが、輸入物の水草はほとんどの場合農薬が使われています。
その水草を水槽内に入れてしまうと、あっという間にエビさんは全滅してしまいます。敏感というか農薬が少しでもついている水草を導入すれば1日以内に死んでしまいます。
無農薬で栽培された水草も沢山販売されていますので、購入時は表示をしっかり確認し、水槽に入れるようにしましょう。
⇓水草の農薬については下の記事で詳しく紹介しています。
適度なエサやり
一般的にはミナミヌマエビはコケや生体のエサの残りを食べるため、基本的にはエサはいらないと言われています。しかし、食べるものが全くなくなってしまうと、もちろん餓死してしまいます。
そうならないために非常食として水草を入れてあげる事や、栄養バランスを考えて、少しエサをあげてみるのも良いです。
水槽内の様子をこまめに見る事が重要です。
頻度の目安:1日に1回程度です。1日に何度も与えると水質悪化に弱いミナミヌマエビは死んでしまいます。
餌を与える量の目安:水質悪化しないように2時間以内に食べ終わる量がオススメです。
長い時間水槽内に餌があるのは水質が悪化することを考えるとよくありません。
ミナミヌマエビは食べる量はかなり少ないので、2匹に対して米粒目安で1粒ぐらいの量でいいと思います。
⇓ミナミヌマエビに餌を与えるメリットと注意点については下の記事で詳しく紹介しています。
混泳はなるべく大人しく、口が小さい生体が良い
ミナミヌマエビは大人しく、淡水で飼えるので他の生体とも相性が良いので混泳も可能です。また、他の生体の残りエサのお掃除役として一緒に飼われる事も多いです。
しかし、気をつけたいのはお魚さんの格好のエサになってしまう場合があります。
口が小さく大人しい生体なら簡単に食べられてしまう事はありませんが、口の大きい、比較的凶暴な生体と混泳させるのはやめましょう。
⇓ミナミとの混泳については下の記事で詳しく紹介しています。
ミナミヌマエビが死んでしまい短命になる13の理由【死因】
反対にミナミヌマエビがあっというまに★(死んでしまう)になってしまうことも中には存在します。ではなぜ、短命になってしまうのでしょうか?
明確な理由がいくつかありますので紹介させていただきます。
水質が悪い:水質が悪化している
比較的丈夫といわれているミナミヌマエビですが、水質が悪くなるとたちまち元気を失い、死んでしまいます。
丈夫と言われていますが、エビ:シュリンプの中では丈夫という意味でメダカ、小型熱帯魚などよりは水質の悪化に敏感です。
また1匹★になると水質が悪くなりなります。水量が少ない場合でろ過フィルターを設置していない場合は、どんどん連鎖で倒れていき、やがて水槽内のミナミヌマエビが全滅してしまう場合も多いです。
長生きさせたい場合は水質の維持を徹底しましょう。
水温が30℃以上
ミナミヌマエビは低温は強いのですが高温は特に弱いです。水温が28度を超えるとだんだん危険な状態になります。
夏場の直射日光や、長期の旅行などでの不在・クーラーのない部屋に水槽を設置するのは非常に危険です。対策しないと突然死んだりで短命になってしまいます。
急激な環境の変化
適温のところに突然冷たい水を入れたり、PH弱酸性⇒弱アルカリなどへ急激に変わるなど、環境の変化に弱いミナミヌマエビは、急激な環境の変化でダメージを受け、1週間後などには死んでしまう事があります。
この場合2、3日観察していて大丈夫だと!と思っていると1週間後に死んでしまったりすることが多いです。
水換えしてから2日後に死んでいたりする場合は温度を丁寧に合わせしてから水換えをするといいでしょう。
水換えの時のポイント
水槽内にヒーターを設置している場合は、足す水の方にもヒーターを使い温度を合わせてから水槽内に少しづつ水をいれていきましょう。
ろ過不足
水槽内のろ過は充分に行き届いていますか?
ろ過フィルターが目詰まりをおこしている場合は吸い上げることができないので、ろ過が出来ていません。パイプと吸い上げのスポンジなどの定期的な掃除も重要です。
ろ過不足⇒水質悪化⇒★に!この流れでミナミは死んでしまいます。
ミナミを少しでも長生きをさせたい場合は綺麗な水質を維持する為に、エアレーションはもちろんですが、ろ過フィルターを導入しましょう。できれば、上部フィルターか外部フィルターをオススメします。
過密飼育:ろ過不足
水槽内のお掃除役としても活躍してくれるミナミヌマエビ。コケ取り要員で一つの水槽にあまりにもたくさん飼育しすぎていませんか?
過密飼育は飼育水が汚れやすくなります。エアレーションだけでは分解しきれないので、たくさん飼育したい場合は、水槽のサイズを大きくして、ろ過フィルターも導入しましょう。
農薬の使用
農薬を使った水草を入れていませんか?非常食にもなり、重宝される水草ですが、ミナミヌマエビは少しの農薬でもダメージを受けやすいです。
国産の水草の無農薬でない物をいれてしまうとミナミヌマエビは死んでしまうことが多いです!
虫よけスプレーや消臭剤でもダメージを受ける事がありますので、同じ部屋で使わない事が無難です。水槽のない他の部屋での使用でも注意です!!
エサ不足:与えすぎている
栄養分がないと餓死してしまう可能性がありますので水槽内に何かしら食べ物が常にあるように気を配りましょう。また餌を与えすぎても飼育水が汚れるので注意が必要です。ミナミが寿命以外で死ぬときは餌不足で死ぬのではなく、ほとんどが水質の汚れで死にます。
ストレス
襲ってくるような大型魚などとの混泳はNGです!食べられるのと、ストレスを与えてしまいます。
他の生体から攻撃を受け、ストレスを感じたりあまり相性の良くない生体が混泳している事でストレスやダメージが大きく、短命になってしまう事があります。
ボトルアクアリウム【飼育NG】
ろ過フィルター、エアレーションなしなのでミナミヌマエビからすると最悪な飼育環境となります。水量も少ないので虐待レベルの飼育方法です(;^ω^)
ミナミヌマエビがボトルで飼育されてメリットは1つもありません。僕たち私たちは初期費用を安く抑えれたり、インテリアとしてかわいいということで無理やり飼育しているような感じです。
水量も少ない、ろ過もフィルターもないボトルの中でミナミヌマエビが1匹死ぬと水質はかなり悪化するので水質は崩壊し、他のミナミヌマエビも死にます。
長生きはというより通常ミナミが生きる年数の前に死なせてしまうことになります。インテリアとしては非常にいいのですがエビシュリンプの飼育には向いていません。
生体を入れてボトルアクアリウムをしたい場合は、水質の汚れに強いメダカやベタなどにしましょう。
虫かご:プラケース:金魚鉢【飼育NG】
ボトルよりは水量があり、エアレーションだけでもしている人がいるのでボトルよりはまだいいですが、ミナミヌマエビが好んでいる綺麗な水質にはならないでしょう。
水量も30㎝キューブなどからすると全然少ないので悪化が早く1匹死んだ時に水質が悪くなり他ののエビもやられてしまいます。
こちらも飼育することはできますが、ミナミヌマエビやシュリンプの飼育には向いていません。
発泡スチロール【飼育▲】
発泡スチロールは大きさが様々ですが、比較的大きいサイズ(100サイズ以上)であれば水量があるので底砂いれエアレーションして多少水換えしていれば飼育することは可能です。メダカでよくある飼育方法ですね!
ですが上部フィルターや、外部フィルターにはろ過能力は比べ物にならないので、ろ過不足でポツポツ死んでいったり、1匹死ぬと水質の悪化から連鎖して大量に死ぬことも多いでしょう。
その為、ミナミヌマエビを長生きさせてあげるにはこの飼育方法では厳しくなります。
スイレン鉢:ビオトープ【飼育▲】
メダカや植物、水草を飼育する少し大きい金魚鉢みたいな感じですね。屋外での飼育や玄関や、ベランダなど様々な場所で使用されています。
ボトルやプラケースに比べて水量は多くなりますが、ろ過フィルターを設置していないことが多いので、初心者の方には水質の安定が難しくなります。また水質が安定していてもろ過フィルターを使用していないので急に水質が悪くなることもあります。
水質が悪化してもメダカには問題ない場合でも、水質に敏感なミナミヌマエビは死んでしまうことも良くあります。飼育は可能ですが、ミナミヌマエビの最適な飼育方法ではないということになります。
トロ船:コンテナ【大型なら飼育〇】
こちらもメダカで人気の飼育方法ですね。サイズは40L、60Lや80L、120Lなど大型のものも多いです。
60Lであれば60㎝水槽と同じぐらいの水量になりますね。先ほどの虫かごのプラケースや金魚鉢に比べるとかなり水量多いです。
アクア用の小さい水槽より大きい(水の量が多い)トロ船や、コンテナもたくさんあります。
水量は60㎝の水槽と同じぐらいです。エアレーションのみ使い、ろ過フィルターなしでもここまで水量を増やしてあげれば急激な水質悪化はしないので適切な水換えをしていれば飼育はできます。
トロ船やコンテナでメダカを飼育中の方へ
①メダカとミナミを混泳している場合
メダカも飼育水を汚すのでその汚れを水槽内でうまく分解できずに、ミナミヌマがエビが死んでしまうことがあります。このことから混泳の場合はミナミヌマエビの寿命を延ばすことは諦めた方がいいかもしれません。
②屋外に置いている場合
ミナミヌマエビも屋外で飼育できますが、屋外は水温の変化が激しいので室内で飼育するより体調も崩しやすく急に死んでしまう個体もでてきてしまう為、寿命は延びないでしょう。
トロ船:コンテナで室内飼育の場合
コンテナ、トロ船を室内で飼育するなら水温も安定するので上記の水槽以外の容器の中では一番いいです。ですが、水槽と同じぐらいの金額なので生体を室内で観察するなら水槽を購入した方がいいかもしれません( ;∀;)
ろ過フィルターを使用しないので、水質の安定がなくミナミヌマエビの寿命を延ばすのは難しいと思います。
ミナミヌマエビたくさん飼育したい!増やしたい!場合は水槽サイズと、ろ過フィルターが重要になります。下の記事に詳しく記載してますので参考ください。
まとめ
⇓ミナミヌマエビの寿命を延ばす&ミナミヌマエビがすぐに死んでしまう記事のまとめです!!
まとめまで読んでいただきありがとうございます!
ミナミヌマエビを初めて飼育する人は水質の汚れに注意くださいね(*^^*)
他の熱帯魚:メダカなどと違って水質悪化、ろ過できていない飼育水にはかなり敏感です( ;∀;)
シュリンプの中では丈夫なミナミヌマエビですが、死なせてしまう方も多いみたいなので長生きの方法を記事にしてみました。
1匹でも多くのミナミヌマエビが長生きしてくれたら嬉しいです(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!