「タニシや、ヒメタニシが動かない・・・。」
「数日間、殻にこもっている。」
これって死んでるの?生きてるの?と疑問に思う人や心配の人が多いと思います。
この記事では、
★タニシが動かない理由
★死んだ時の状態
★死ぬ理由、原因
の3つについて詳しく書いていますので、飼育の参考にしてもらえればと思います。
タニシが殻にこもって動かない理由5つ
水質悪化&酸性になっている
ヒメタニシ・タニシは他の生体に比べ水質悪化にはかなり強いですが、水質が酸性によっていると殻にこもり、底下でじっとしてる個体が多くなります。
この場合生きていますが、ヒメタニシからすると最適な水質になるまで耐えているような感じでしょうか。
数日間水換えしてえいない場合は、酸性によっていきますので動かないのは水質が原因かもしれません。
冬眠:水温が低い
タニシ・ヒメタニシは夏の暑さには苦手ですが、冬の寒さにかなり強い生体です。
冬の水温10度前後でも動きは鈍くなりますが問題なく生存することが可能です。
冬のヒーターなしで飼育の場合、数日間殻にこもってじっとしていることや、動かないことも多くみられます。
寒さが理由で、動いていないのかもしれません。(冬眠している)
寝ている
タニシ、ヒメタニシは通常の活動する20~28度の水温でもたまに殻からでてこない個体や、水質に問題がない場合でも殻にこもっている個体もいます。
気分屋さんなのか寝ているのかは謎ですが、この場合は1週間程度観察をしてみるとよいでしょう。
数日間動かず餌を食べていない場合でも生存に問題ないので観察してみてください!
輸送中は冬眠する場合も多い
タニシ・ヒメタニシをネット通販や、ヤフオクなどで購入しバケツへ入れても数時間動かない場合や、数日間動かない場合もあります。
これは、輸送中の気温などで冬眠していたり、揺れなどで活動するのが危険だと判断し、殻にこもっているのではないかと思います。
死んだ時の状態をこの下に記載していますので、その状態でなければほぼ生きていると思いますのでタニシ・ヒメタニシの状態を観察してみてください!
水がないところに数日間放置→水槽へ導入の場合
タニシ・ヒメタニシは乾燥に非常に強い生体です。
数日間水がないところにいても殻にこもって冬眠し生きていますが、冬眠していた個体を水槽へ導入した場合はすぐに動かない個体も多いです。
この場合、バケツや水槽へ導入してもすぐに動きだす場合もありますが、冬眠状態の可能性が高いので数日間~1週間程度動かない場合もあります。
ヒメタニシは脱走しないですが、もし水槽の外に落ちている個体がいても水槽に入れてあげれば1週間以内には動き出すと思いますので観察してみてくださいね!
タニシが死んでいる状態⑤つ【生存確認のポイント】
殻だけで中身がない
写真のタニシは中身がありますが、この中身がなく殻だけの場合は確実に死んでいます。
殻だけになり中身が無くなっている理由は、他の生体や魚などに食べられた状態となります。
悪臭:腐臭がする場合
タニシ・ヒメタニシや貝系が死んだときはかなりの悪臭、腐臭がします。ほんとに頭が痛くなるレベルです。汗
もし動かない個体がいる場合は臭ってみてください。その個体から悪臭や腐臭がした場合は残念ですが死んでいます。。。
蓋が外れ中身がでている【蓋の画像】
蓋がなくても生きている個体もいます!!
通常活動している時は中身がでて動き、活動していてそれは問題ないのですが、蓋が外れて中身がだらーんと出てきている場合は死んでいます。
判別の方法としては、数日間中身が動かないのと、死んでいる場合はすでに個体から悪臭や腐臭がしていると思いますので生存の判別も可能だと思います。
やけに軽い個体【生きている可能性もある】
これも確実ではありませんが、ほかの個体と比べてあきらかに軽い個体は死んでいる可能性があります。
これは確実ではないので目安程度に知ってもらえたらと思います。
浮いてしまっている【生きている可能性もある】
スネール系、タニシ・ヒメタニシもですが水面に浮いて泳ぐこともあります。
稚貝などは生きていても浮く場合もあるので、こちらは確実に死んでいるという判断はできないですが、自然に浮いてきた場合は中身がない場合や、中身がでてきている可能性があります!
浮いてきた個体を発見次第に臭いのチェックと、中身&蓋のチェックをしてみてください。できるかぎり早めに水槽からだすことで、水質悪化や他の生体へのダメージを抑えることができます!
タニシが死ぬ原因:理由
寿命
一般的なタニシやヒメタニシの平均寿命は2~4年程度と言われています。
石巻貝や他のコケ取り生体と比べると長生きで、ヒメタニシは元々淡水に住んでいる生体なので水槽内でも非常に長生きしますが1匹のみ動かない場合はその個体の寿命かもしれません。
タニシ・ヒメタニシを長生きさせてあげる記事については下記を参考ください。
水質悪化
スネール系、タニシ・ヒメタニシは比較的、水質の悪化には強いですが、これが原因で死ぬこともあります。
水換えを数週間していない場合や、ろ過が弱い場合なども死ぬ原因となります。
また1匹死んだ場合強烈なアンモニアを放出するので、水量が少ない場合、水質が安定していない場合はそこにいる全てが死んでしまう場合もあります。
餌、栄養不足
タニシ・ヒメタニシを導入している人の多くは水槽のコケ取り目的や、屋外水槽のアオコ(グリーンウォーター)の浄化目的だと思います。
ガラス面の苔、水槽内の苔がなくなり、アオコ(グリーンウォーター)もなくなると、餌がないため死んでしまします。
熱帯魚や、メダカなどに餌をあげていても動きの遅いスネール系、タニシ・ヒメタニシは食べれていない場合が多いです。
タニシ・ヒメタニシへ餌を与えるときは、粒が大きい固形のものは食べれないので、稚魚用などの粉末系の細かいエサなどを与えてみてください。
底に落ちた餌をきれいに食べてくれますよ!
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
「タニシ,ヒメタニシが動かないです…。」と質問を多くいただいていましたので記事にしてみました。
《次の4つが今回の記事のまとめです》
タニシ、ヒメタニシが数日間動かないことも多いので、悪臭がしたり、蓋が外れたりしていない場合は、数日~1週間程度様子を観察してみてください。
お読みいただきありがとうございました(‘ω’)