ウィローモスの水質について
水質:弱酸性〜弱アルカリ性
ウィローモスの水質はPHで6~7.5の、弱酸性〜弱アルカリ性が最適です。
日本の水道水はどの地域でもウィローモスの好む水質に適していますので、極端に酸性やアルカリ性に傾かないようにきちんと管理していれば問題ありません。
塩素の影響により水草が枯れてしまうことがあるので、飼育水に使用する水はカルキ抜きした水を使用しましょう。
モスは汚れている水質だと、枯れてしまったり、どろどろになったりします。飼育する飼育水は綺麗にろ過された水で飼育するようにしましょう。
水換えの頻度
水換えの目的としては、水槽内の有害物質の排除や過剰な栄養分の除去と新鮮な水を取り入れるために行います。
水槽内に生体がいる場合は、必然的に水槽内が汚れやすくなってしまいますので、1週間に1~2回程度は必ず水換えが必要です。
水換えと共に、水槽内の余分なフンや残りエサなども掃除する事が重要です。
反対に水槽内に生体がいない場合は、必然的に飼育水が汚れにくくなりますので、水換えの頻度としては生体がいる場合と比べて少なくても問題ありません。
しかし、少なからず日にちが経つにつれ、飼育水はどんどん汚れていきますので、目安としては1~2週間に1回程度は換えるようにしましょう。
綺麗な水槽を保つ事が、元気な水草を育てるコツになります!
炭酸水はおすすめできない
ブログの読者さんから、ウィローモスについて質問をいただきました。
ウィローモスを炭酸水で飼育するとたくさん増やせると効いたのですが、効果はあるのでしょうか?
という質問を多くいただきます!こちらで紹介させていただきます。
炭酸水の二酸化炭素CO2を利用し、光合成を促進させようという理論になりますね。手助けとして使うということですが、炭酸水なんて一時的なものに過ぎません(-.-)
皆さんがコップにビールや炭酸のジュースを注いだ時も、ほんの僅かな時間で炭酸は無くなってしまいますよね?
そのため、水槽に炭酸水を入れても効果なんて一時的なものなのです。
水道水からカルキを抜いた水で飼育して、枯れることなく育つことと、ウィローモスは二酸化炭素(CO2)を特に必要としないので炭酸水を使用する必要はないと判断しています。
ウィローモスの水温について
水温:18~30℃を保つように維持
ウィローモスは幅広い水温に適応する性質を持っています。
そのため、温度管理もこまめにする必要がありません。寒さにも比較的強く、非常に飼育しやすい水草なので、アクアリウム初心者の方にも比較的容易に扱えます。
最適な温度は18℃~30℃ですが、大阪で室内飼育ヒーターなし10℃程度の水槽でも、状態が悪くなることなく冬を越せます。
しかし、急激な水温の変化には弱いので、水槽用ヒーターを使いなるべく同じ水温を保つように飼育する事が大切です。
屋外飼育での水温は地域による違いも大きいので寒い地域の方は室内飼育が安心です。
屋外飼育も可能!※温度と日照時間に注意
ウイローモスは幅広い水温に適応している水草です。よって屋外飼育も可能ではありますが、その際は充分な注意が必要です。
ウイローモスに限らず水草にとって、とても重要な事は【栄養と温度と日照時間】です。
栄養と温度と日照時間の管理がうまくできれば屋外で飼育する事も可能なのですが、気をつけなければならない事があります。
温度について【注意1】
みなさんご存知のように、日本には春:夏:秋:冬があります。
同じ季節でも朝・昼・夜の気温差がありますので、温度管理をするのが意外と難しい場合もあります。
特に春・秋などの季節の変わり目は皆さんも服装に困ったり、体調を壊しやすかったりと色々と不安定な時期かと思います(*_*)
ウィローモスは幅広い水温には適されていますが、屋外飼育だと気温差が激しすぎてダメージを受けてしまいますので、枯れてしまったり・溶けてしまったりするリスクがあることを理解して飼育しましょう。
日照時間について【注意2】
屋外で飼育する場合は朝になると勝手に日が当たり、夜になると日光はなくなりますが、飼育している場所によって日光が当たりやすい・当たりにくい・特定のところにだけ日光が当たる、などのデメリットが発生する可能性があります。
最適な日照時間は8時間ほどですので、あまり日当たりが良くないところで飼育する際は日の当たるところに移動して必要な日照時間を確保しなければならないので、場合によっては手間がかかってしまうというデメリットもあります。
反対に室内飼育の方がライトの点灯時間を手動で簡単に調節できますので、管理がしやすいというメリットがありますね。
ウィローモスの飼育は室内が適している理由
水温を一定に保つ事が出来る
室内飼育なら、便利な周辺器具を上手に使い、水温を一定に保つ事が出来ます!
水槽用クーラーやヒーターをうまく活用する事で、水温を一定に保つ事が出来ます。
水温を一定に保つ事で水槽内の急激な変化を避ける事が出来ますので、元気なウイローモスが育ちます(^^)
季節に左右されない
当たり前の事なのですが、自然界だと夏はどうしても水温が高くなってしまい、冬は氷が張ってしまうほど水温は低くなってしまいます。
こういった環境の変化はウイローモスにとってダメージが大きく、枯れてしまうなどのトラブルにつながる可能性があります。
しかし、室内飼育であれば、屋外より暖かいのと便利なヒーターやクーラーをうまく活用する事が出来ますので、季節に関係なくモスの飼育を安心して楽しむことが出来ます。
日照時間を調節できる【最適な日照時間は約8時間】
屋外では、天候や日当たりによって日照時間は毎日違いますので、その中で毎日一定に適切な時間を保つ事は難しいです。
しかし、室内飼育では照明(ライト)をうまく活用する事で、毎日一定の日照時間を確保する事が出来ます。
水槽用の便利なライトが販売されており、種類も様々なものがありますが、おすすめはタイマー付きのものです。
60cm水槽内で20W・2灯式の照明(ライト)であれば一日8~10時間当てるのが適切です。
ライトであれば必要な時つけて、いらない時は消す事が簡単に出来ますので、季節や天候にも左右される事がありません(^^)
害虫の混入を防げる
屋外飼育では知らない間に害虫が混入してしまいがちです。害虫が混入してしまうと元気に育たなくなったり、枯れてしまったりと、害を及ぼしたりしてしまう恐れがあります。
また、生体がいる水槽に害虫を持ち込んでしまうというデメリットもあります。
屋外であればどこから虫がやってくるか見当もつきにくく、中には飛んでやってくる場合もありますので完全に防止するとこは難しいです。
しかし、室内飼育であれば室内に虫がいない限り混入する事はまずありませんので、安心にて育てる事が出来ます(^^)
インテリア効果が高い
ウイローモスは見た目も綺麗で華やかなため、立派なインテリアにもなります!
せっかく綺麗なウィローモスですから、外に置いておくのも何だかもったいないです…。
溶岩石、流木、モスマットや水槽の底に絨毯(じゅうたん)の様に敷くなど、どれも綺麗で華やかです。
水槽内に1つあるだけでオシャレな水槽にみえるので室内で飼育して成長など観察してみてください。
ウィローモスの水温管理にヒーター&クーラー推奨!
水温を下げる時は水槽用クーラー(冷却ファン)が必要
夏場は少し日光が当たっただけでも水槽の飼育水はみるみるうちに温度が上昇してしまいます。
水温があまりに高いと、ウイローモスが変色してしまって枯れてしまったり、溶けてしまう原因にもなってしまいます。
また、魚などの生体を共存させている場合は、生体の命にも関わってきます。
水槽用の冷却ファン・クーラーをうまく使う事で飼育水の水温上昇を阻止する事ができ、最適な水槽を保つ事が出来ます!
様々なメーカーから色々な種類のものが販売されていますので、ネットや店頭など、購入できる店舗は幅広いです。ネットでの購入なら、お店に行かなくてもお家でたくさんの種類の中から選べますので、大変便利です。
水温を上げたい時はヒーターが必要
ウィローモスは低水温には比較的強い水草ですが、植物は性質上、気温や水温が低下すると光合成をする活動が鈍くなってしまいます。
水草も植物の一種ですので、ウイローモスが元気にすくすくと成長するには光合成をする事が不可欠です。
光合成の活動が鈍ることによって、植物本来の元気はだんだんと無くなってしまいます。
そこで、ヒーターの必要性が出てきます。
ヒーターを上手に活用する事で水温を最適な状態に保つ事ができ、最適な状態を保つ事で光合成をしようと活発に活動し始めます。
ヒーターなしでは状態があまりに悪いと枯れてしまう原因にもなりますので、ヒータを使い、適切な温度管理をしましょう。
まとめ
⇓下の8つがウィローモス最適な水温:水質のまとめです!
ヒーターやクーラーを使う事で、季節問わず年中飼育が出来る。
最適な水温・水質を維持することで、状態の綺麗なウィローモスを保ち伸ばす事が出来ます(^^)