「ウィローモスの間に、もじゃもじゃした緑色のコケっぽいものが絡まっている・・・?!」
この正体はなんなのか?原因はなんなのか?
この記事では、
- 緑色のもじゃもじゃしたコケの正体について
- 駆除方法:対策方法
- 主な原因
について紹介しています。
この記事を最後まで読んでもらえれば、僕が試した方法を記事にまとめているので確実に解決します!
駆除と対策する参考にしてもらえれば幸いです!!
緑色の糸状コケの正体はアオミドロ!
アオミドロの見た目
水槽内に発生する糸状のコケは、アオミドロといわれるコケの仲間です。これは、見た目そのまま糸状コケと言われたりもしています。
アオミドロ自体は1本1本糸状のコケですが、多く集まることによりモッサリとした見た目にもなります。
その見た目から絡め取るとトロロそっくりなことから「トロロ状ゴケ」とも呼ばれることもあります。
形についてもよくウェーブするものやあまりウェーブしないものまであり、アオミドロと言っても複数のタイプが存在します。
アオミドロはガラス面には付きづらいですが、ウイローモスをはじめ色々な水草にまとわりつくコケの中でも一番厄介なやつです(*_*;
この記事に、原因と解決策をまとめているので、ゆっくり読み進めてもらえればと思います。
アオミドロの色
濃い緑や、明るい緑色、茶色など、同じアオミドロでもいくつかの色があります。
茶色になると臭いもより一層キツくなり、悪臭が漂います…。
糸状コケが発生する6つの原因
糸状コケのアオミドロが発生する原因を下で6つ紹介しますが、栄養素が多い場合と光量時間が長い場合の原因がほとんどです。
ここから原因の6つを紹介していきます。
水槽内に栄養素が多すぎる
原因1つ目 飼育水に過剰な栄養素があると、コケが発生しやすい環境を導いてしまう事になってしまいます。
アオミドロが発生した水槽に、
水草に液肥を投与していたり、固形肥料を多く使いすぎていませんか?
基本的にウィローモスは肥料がなくても育ちますので、肥料は特に必要ありませんので、まずは肥料をあげずに成長の様子を伺いましょう。
日光(照明)の当てすぎ
原因2つ目アオミドロは成長する際に、葉緑体で光合成をおこない、先端からぐんぐん伸びて成長していきます。
水草の成長に照明(日光)は不可欠ですが、光を過剰に与えすぎると光合成が盛んに行われすぎて、水草の成長と共にコケも発生してしまいます。
直接は当たっていなくても、室内の窓際に水槽を置くと、カーテンの隙間から入るわずかな太陽光なども、アオミドロ発生の原因として考えられます。
ライトのつけっぱなしも日光がずっと当たってしまっている状態と同じですので、コケの発生の原因となっていしまいます。
残りエサが多い
原因3つ目 ウィローモスの水槽に生体を一緒に飼っている場合、必ず発生してしまうのが残りエサです。
エサは生体の成長になくてはならないものですが、水槽内に残ってしまうとやがてその豊富な栄養分が水中に溶け出し、水が汚れたり、アオミドロのエサになってしまいます(*_*;
アオミドロにエサをあげてしまう事により、どんどん増殖してしまうのです。
生体の入れすぎ(水質悪化)
原因4つ目 1つの水槽に生体をたくさん入れすぎていませんか?
生体をたくさん入れる事により飼育水はたちまち汚れやすくなり、コケの発生しやすい環境を作ってしまいます。
1つの水槽にたくさん生体がいるという事は、必然的に水槽内のフンの量も多くなってしまいます。水槽内の環境が悪くなってしまう事で、コケが成長しやすい環境になってしまいますね。
水換え頻度が少ない
原因5つ目 水槽に生体がいる場合も、いない場合も、メンテナンスの基本である水換えは必ず必要です。
適度な水換えをしないと水槽環境が悪化し、コケの発生しやすい環境を導いてしまいます。
生体がいる場合、生体の健康にも関わってきますので週に1回は水換えをしてあげましょう。
フィルターの汚れ
原因6つ目 長期間使用していると、いつの間にかフィルターが汚れてしまっているのに気づかず使用してしまっている場合があります。
フィルターが汚れていると、飼育水もそれに伴って汚れてしまいますし、充分なろ過が行き届いていない可能性があります。
環境の悪化より、コケの発生:成長する原因になってしまうのです。
糸状コケの対策方法
コケ取り生体を投入する
シュリンプ類は、ガラス面のコケは苦手ですがアオミドロなどの糸状の細長いコケを取るのが得意です。
エビ仲間のビーシュリンプ、レッドチェリーシュリンプでも良いのですが、ヤマト、ミナミに比べると水質の変化:水質悪化に弱いので鑑賞用にはいいのですが今回の対策用として導入するにはオススメできません。
他にもヒメタニシなどの貝類もアオミドロのコケを食べてくれますが、ヤマト、ミナミに比べるとそこまで好んで食べないです。
ピンセットなどを使って自ら取り除く方法もありますが、なかなか取り除きにくく完全には取れないので効率が悪くあまりおすすめはしません(*_*)
こんな時はコケ取り生体の力を借りちゃいましょう~!!
日照時間の見直しをする
水草は日光を必要としていますが、あまりに日照時間が長いと悪影響を及ぼしてしまいます。
植物が成長に必要な日照時間は8時間程度です。
それより長いとコケの発生の原因の一つになってしまいます。
特に夏場は同じ日光でも光が強く、同じ時間でもダメージを強く受けがちなので、あまりにコケが生えやすい場合は、日照時間を8時間から⇒6時間などに少し短くして光が当たる時間を調整しましょう。
照明LEDなどをつける場合も、8時間程度を目安に!それでもコケが発生する場合は6時間などに時間を調節してみてください。
液体肥料は使いすぎないようにする
水草を早く成長させたいがために、ソイルとは別に液体肥料を使っている場合は過剰に栄養を与えている可能性があるので肥料を添加しないようにしましょう!
ウイローモスは基本的に、ろ過された綺麗な水と、適度な光があれば育ってくれますので液肥は不要です。
余分な栄養が水中にあると、水草は摂取できませんのでその余った分が水中に溶け出し、栄養過多な環境を作ってしまうのです。
液体肥料を使用していてよくコケが発生したりする場合は、液体肥料の入れる量を多少減らしてみてください。
固形肥料のあげすぎに注意する
液肥と同じですが、固形の肥料の入れすぎやソイルにも注意が必要です。
種類によってミネラルが豊富なソイルも販売されていますが、栄養が豊富にありすぎてしまっている可能性があります。
モスは砂利などの底砂で充分綺麗に育ちますので、肥料のあげすぎや使用するソイルの種類に気をつけましょう。
あまりにもコケが生えやすい場合はソイルが合っていない可能性がありますので、砂利に変えるなど、水槽内の環境を変えてみましょう。
適量なエサの量を把握する
適切なエサの量を把握するのは難しいですが、水底にたくさんエサが落ちているのはエサの与えすぎで余っている証拠ですね。
大切なペットを餓死させてしまうほどエサを極端に少なくするのは度が過ぎていますが(笑)、少しエサの量を減らしてみましょう。
生体によって個体差があり、良く食べる子と食べない子がいると思いますが、生体をお迎えしてから初めのうちは少し少なめにして様子をみるのが良いです。
エビ飼育などは、水草を必ず入れてあげる事で、万が一のエサ不足を防ぐことができるので餌不足などはあまり心配はいらないです。
余分なエサはシュリンプなどのコケ取り生体も食べてくれるのですが、まずはあまり余分なエサが発生しないように考えましょう。
他の水草を入れて水槽内の栄養を吸収
成長が早い水草はその分、沢山水槽内の栄養を吸収します。
中でもアナカリス・マツモは成長が早く、栄養の吸収率がいいことで知られています。
他の水草が栄養分を吸い取ってくれる事で、余分な栄養が飼育水に溢れ出る事はありませんので、多少コケの発生を防ぐ事ができます。
マツモは水質を浄化してくれる事でも有名で、水質改善にも役立ってくれます。
これはサブ的な対処方法としてお使いください。その入れた水草にもコケが絡まることもあるので大切な水草は入れないのようにと、違う水槽に隔離することをオススメします。
生体を入れる数に注意する
生体の数が多いと、飼育水は汚れやすい環境になってしまいます。
一般的に1リットル当たり1匹程度が適切な飼育数と言われています。
生体の大きさやろ過フィルターの環境によって若干異なってきますが、ますが、匹数を少な目にして飼育してみましょう。
あまりにコケが生えたり、すぐに水槽が汚れて生体がすぐに死んでしまうという事があれば、水槽環境が悪く、コケが生えやすい状況を作ってしまっている可能性大です。
水槽内の環境が良いと、コケも生えず、生体:水草も元気に長生きしますよ。
適度な水換え
水換えが面倒だからと放置していませんか?
水換えをさぼる事によって水槽の環境がどんどん悪くなり、コケの生えやすい環境を作ってしまっている可能性があります。
なのですがーーー、さぼる気持ちわかります!!(笑)
水槽の水換えは1週間に一回程度を目安に交換しましょう。
水温が高くなりやすい夏場は、特に屋外飼育の方はコケが一番生えやすい危険な時期ですね。
飼育水を綺麗に保つためにこまめに水換えをしましょう。
フィルターの清掃
フィルターの汚れや目詰まりにより、水槽内のろ過がうまくいかず、飼育水が汚れてしまう危険性もあります。
水槽のメンテナンスをする際は、適度なフィルターの掃除も必ず必要です。
また、あまりにも長期間使用していると故障してしまっている可能性もありますので、正常に稼働しているかも時々確認してください。
コケ防止液体を使用する
コケが生えてなかなかなくならない場合は薬剤を使用してみるのも一つの方法です。
この商品は駆除する製品ではなく、日々コケが発生しないように維持するように入れる液体です!
説明書をよく読み、用法・用量を守り使用しましょう。
ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビその他のシュリンプ類は水質の変化や薬品にとても敏感です。
エビ飼育でこれを使用しても生存に問題はないみたいですが、万が一のことがあることを理解して使用しましょう。
どうしようもないときは薬を使うのも一つの方法ではありますが、生体の健康・安全を考えると、微妙なところではあります。
対処方法でも改善しない場合はリセットが確実!
糸状のコケ:アオミドロはほんの少しからでも大量に繁殖してしまいます。長期間改善できない場合は、対策ではなく⇒駆除する方法のリセットが確実です。
糸状コケ発生した時のリセットするポイントを紹介します。
- アオミドロが少しでも絡まっている水草は捨てる
- 砂利:ソイルも新品に交換
- 流木、石なども新品に交換
- その他、パイプ、ろ過フィルターなどは50℃のお湯で1時間つけ置き
水槽は40℃あたりで綺麗に洗い、3日間天日干しをしてから水槽を立ち上げましょう!
※水槽を60℃以上で洗うと中のシリコンが溶けだしたりすることがあるみたいでメーカーも注意してくださいとのことです。生体に害がでてからでは遅いので注意したいところです。
糸状コケを放置すると恐ろしいデメリット4つ!
そもそもなぜコケは生えたままにしておいたらダメなんだろう?と疑問に思った事はありませんか?
糸状コケを放置した時のデメリットについて4つ紹介していきます。
水草の成長を阻害
ウィローモスだけでなく、水草には環境の悪化によりコケが付いてしまいやすい環境になってしまいます。
コケが生えてしまうと、必要な栄養分をコケに吸い取られてしまったり、コケが邪魔して水草が伸びたり大きく成長できないといった問題が発生してしまいます。
糸状のコケの発生初期なら対処できていたものも、放置してしまうと水草に絡みついてしまいなかなか取り除くことができなくなってしまいます。
他の水草にも感染する
放置していることにより、糸状コケがついていなかった水草にも増殖して絡みついてしまうことがあります。
初期の段階で取り除いておけば他の水草に転移することはないので、糸状コケは発見次第に対処することをおすすめします。
飼育水の水質が悪化する
対処せずコケの発生から長期間過ぎると、コケはたちまちドロドロに溶け、やがて水を汚してしまいます。
コケを放置しておくことで水質がどんどん悪化し、生体がいる場合は生体の健康にも影響を及ぼしてしまいます。
コケが生えていない水槽よりコケが生えた水槽の方が水が汚れています。
水質の悪化により、生体だけでなく水草が枯れてしまったり、溶けてしまうなど、様々なトラブルを招いてしまいます。
生体の健康状態に悪影響
コケが生えた水槽で飼育する事により、生体の健康に悪影響を与えてしまいます。
コケが生えた水槽=環境が悪い水槽です。
悪環境の水槽は寄生虫も発生しやすい状態です。また、環境が悪いと病気にもかかりやすくなったりしますので、必然的に生体の寿命も縮めてしまう事になってしまいます。
コケからカビも生える事もあり、非常に危険な状態なので放置する前に対処しましょう。
見た目が悪い
せっかく綺麗な水草・水槽を維持していたのに、いつの間にかコケが生えてベトベト・ドロドロした水槽になってしまうと、見た目の印象がとても悪くなってしまいます。
大事に育てていたのに、汚い水槽になってしまっては台無しですね。
水槽を見て癒されるというより、イライラしてしまいますね”(-“”-)”
まとめ
⇓下の7つがウィローモスに絡まるアオミドロの記事のまとめです!
コケが発生し、さらに成長しやすい環境を作ってしまうので、ライトのつけすぎには注意が必要。
そこからコケ取り生体のミナミヌマエビやヤマトヌマエビ・貝類などの生体にお掃除してもらおう!
一度発生したことがある人はご存知だと思いますが、糸状コケのアオミドロはコケの中でも非常に駆除しにくいです。
僕がアオミドロを発生させた時にした対策方法は、
ライトを6時間にして、モスに絡んでいるアオミドロをとり、ミナミヌマエビを導入!!!!
それで多少減りましたが完全には駆除できない・・・・・。
イライラ・・・イライラ・・・”(-“”-)”
その次に試した方法は、対処方法ではなく!完全に駆除する作戦に変更!!
もったいないが仕方ない・・・。水草:流木:ソイルなどをすべて捨て、完全リセットする方法です(笑)
これで無事アオミドロとは、さよならできました!
日々アオミドロと戦っている方はリセットしたり、今回記事で紹介したアオミドロの対策方法を参考にしてもらえればと思います!!
最後までお読みいただきありがとうございました。