この記事では
- ミナミヌマエビの性格
- ミナミヌマエビの特徴
について記事に詳しくまとめてみました(^-^)
どこのサイトもあまり性格、特徴について 記事にはしていみたいですが、観察していて思ったことを記事にしました!
ミナミヌマエビの性格7つ
ミナミヌマエビは日本のは比較的西の方(四国や中国地方、九州あたり)の綺麗な小川、用水路、河川や沼地に生息しているヌマエビで、色は透明に近く、少し黒や茶色っぽい色をしています。
現在では他の地域でも生息していますが、そのエビの多くはミナミに似ているシナヌマエビです。
生息している理由はシナヌマエビが釣りの餌に使われているからです。釣りの餌に使った人が余ったエビを川に流すことで東日本でも生息しているみたいですね。
ちなみに釣り具屋さんでは、シナヌマエビをブツエビという名前で販売されています。
シナヌマエビの改良品種がアクアリウムで大人気のレッドチェリーシュリンプなどのチェリーシュリンプ系ですね!
ミナミヌマエビの見た目はあまり目立たない存在ですが、性格はどのような生き物なのでしょうか?ここからミナミヌマエビの性格について詳しく説明していきます。
基本的に夜行性と言われているが・・・!?
昼間に動かずにじっとしている場合は寝ている可能性があります。※水換えに失敗したり、水合わせに失敗しても動かずじっといていることもあります。
個体差はありますが、ミナミヌマエビは昼間寝ていて、夜に活動する事が多い、夜行性の生き物と言われています。これはミナミヌマエビだけのことではなく、スジエビなどエビ類はほとんどが夜行性です。
無理やり水槽をたたいたりしてダメージを与えることは、エビさんへのストレスに繋がりますのでやめましょう。
室内飼育では昼と夜の環境をうまく作ってあげる事が重要です。
水槽用の照明をつけておく時間は短すぎても長すぎてもいけません。
これはエビさんの体調面よりも、コケの発生の原因になる為です。コケを完全に綺麗にすることは難しいので照明をつけておく時間は1日8時間~長くても10時間までにしておくことをオススメします!
照明をうまく活用し、エビさんの睡眠時間を確保してあげるようにしましょう。
日々観察していますが電気を消していてもツマツマしたり、電気をつけていても動かない時もあります。そんな感じですがどの水槽の子も元気なのでここはあまり気にしないでいいと思いますよ。
とても働き者
ミナミヌマエビは働き者の生体として、とても有名です。
水槽内にコケや水草があると、ずっとツマツマしています。残り餌もツマツマします!!
【ツマツマ】とは、ミナミヌマエビがコケや水草をつついて食べているしぐさの事で、このツマツマが愛くるしく、エビ専用の水槽を立ち上げたりと、熱狂的な愛好家も沢山います(^^)僕もその1人です。笑
ミナミヌマエビがあまりボーッとたたずんでいる姿は寝ているとき以外は見かけることは少なく、一生懸命前足を動かし、ずっとツマツマし働いています。
そのため、水槽内に導入することでコケはなくなり、見た目が綺麗になる他、環境が整いますので、生体の健康・水草の成長にも良い作用をもたらします。
食いしん坊(雑食性)で好奇心豊富!!
ミナミヌマエビは雑食性の生き物です。そのため比較的好き嫌いなく何でも食べます。
水槽内のありとあらゆる物をむしゃむしゃ・ツマツマしながら食べまくります(^^)笑
他の生体が食べない様なコケや、他の魚の食べ残しのエサやフンまでも食べ物として食べてくれますので、水槽内の掃除機の様な存在です(笑)
好奇心があるところもおもしろいです!今まで水槽にない水草などを入れると急に集まってきます笑。次の日になると、飽きたのか集合まではしなくなります笑
水槽内にある物はほとんどを食べるため、専用のエサはいらないとされていますが、水槽内に、水草や食べ物がないと餓死してしまいますので、その様な場合は2日に1回程度でいいので人工餌を与えてあげましょう。
ミナミヌマエビはおとなしい!温厚!!
生体の中でも比較的大人しい生き物として有名です。
温和な性格なので、他の生体を威嚇したり攻撃するといったことがまずありません。
このため色々な魚との混泳(一緒の水槽で飼育すること)が可能です。
貝・小型観賞魚との相性が良い◎
ミナミヌマエビは大人しいので、色々な魚との混泳に向いていますが、特に小型観賞魚との相性が良いです。
なぜなら、ミナミヌマエビがエサとして食べられてしまう可能性がほぼないからです。
逆に、口の大きい大型魚だと美味しそうなエサがあるー!とあっという間に格好の餌食にされてしまいます…(*_*;
気づいた時にはもう魚の胃袋の中…という残酷な展開にならないように、混泳させるときは必ず口の小さい、ミナミヌマエビと同様、比較的大人しい小型の生体にしましょう。
ミナミヌマエビの混泳の相性:混泳オススメの生体は下の記事を参考ください。
タンクメイトとしても有名
タンクメイトとは、観賞魚を水槽内で飼育する場合に、メインの魚と一緒に飼育する魚やその他の生物の事を言います。
餌の食べ残し、死骸、ガラス面や水草を覆うコケなどを食べて取り除く役目を果たしてくれ、水槽内の裏方的な存在で活躍をしてくれ、水槽内の環境整備に役立ってくれます!
ミナミヌマエビは大人しい性格で水槽内の掃除もしてくれ、そのうえエビ:シュリンプの中では丈夫な生体なので、アクアリウムの救世主の様な存在です!(^^)!
臆病なので混泳の場合は隠れ家を配置!
大人しい事は非常に扱いがしやすので良い事ではありますが、別の観点で考えると臆病です。
他の魚などの生き物を混泳させているときは、ほとんどのミナミヌマエビが水草や物陰に隠れてしまう事が多いです。
物陰に隠れてしまう事については心配する事はありませんが、きちんとミナミヌマエビが安らげる環境を作ってあげる事が重要ですね。僕たち人間でいうと自分の部屋みたいな感じなんですかね。
他の生体と混泳している場合は水草や流木を取り入れる事でミナミヌマエビは安心し、ストレスも軽減されますので水槽内に積極的に取り入れてあげましょう。
ミナミヌマエビの性格について紹介させていただきました。ここからは、ミナミヌマエビの特徴8つについて紹介します。
ミナミヌマエビ8つの特徴
オスよりメスの方が大きい「特徴1」
個体差はありますが、生体でいうとオスは2~3cm程度、メスは3~4cm程度とメスの方が少し大きいです。
また、オスの方が比較的線が細く、メスの方がふっくら丸みを帯びている生体が多いです。
オスとメスの違い:判別方法「特徴2」
元々成体でも小さい個体なので、なかなか判別は難しいと思いますが、ツマツマしている時は確認しやすいかと思います。
ミナミヌマエビ判別 メス個体100%確定
ミナミヌマエビの雄雌判別:排卵してる個体=メス100%確定!
ミナミヌマエビを飼育するならオスとメスをなんとなく選別できると便利かもしれません。ショップで買うときは店員さんに言えば問題ないと思いますのでここでは簡単に判別方法を紹介しますね!
メス100%確定個体は排卵している個体です!この場合は排卵していないと判別はできないですが、一番わかりやすく100%確実な判別方法です。
ミナミヌマエビ 判別ポイント①
ミナミヌマエビの雄雌判別ポイント1つ目:サイズが違う
【オス】→シュッとしていてる見た目で、メスよりもスマートで全体的に少し小さい個体です。
【メス】→お腹まわりがふっくらとしていて、全体的にオスよりも大きい個体です。
水槽管理個体は繁殖期(水温26℃)、自然個体:採取個体は6~9月はメスが排卵するので特徴がよりはっきりして見分けがつきやすくなります。
ミナミヌマエビ 判別ポイント②
ミナミヌマエビの雄雌判別ポイント2つ目:触覚が違う
【オス】→触覚がメスより長い個体です。他の魚と混泳したりしてる水槽だと他の生体にかじられたりして触覚が短くなることがあります。
【メス】→触覚がオスより短いです。触覚が短くてふっくらしているならメス個体濃厚ですね。
メスは卵をお腹に抱えて稚エビを産む!「特徴3」
排卵した後、背中にある卵巣に卵があるのを確認できると思います。
産卵は足場が安定した場所で1個1個卵から稚エビを産みます。水草などに卵を産み付ける訳ではなく、卵を母エビのおなかに抱える卵を孵化する時まで、母エビ大切に守り最後まで育てます。
一度に約40個~多い場合は60、70個程度の稚エビを産むといわれています。なお、母エビから離れてしまった卵は残念ながら孵化しません。
ミナミヌマエビの産卵前(稚エビの目 確認可能!)
抱卵してから(卵を抱えること)おおよそ20日程度で孵化が始まります。
それよりも遅れたりすることもありますが特に気にすることはありません。
孵化:稚エビ ~誕生~
稚エビが水槽内にたくさん泳いだり、底砂に隠れたりしているので確認してみてください。
スポンジフィルターにいる稚エビの拡大写真です。読者のサリーさんが綺麗に稚エビを撮影した写真です!!
稚エビほんとかわいいです!!稚エビが育っているのを見るとほんとに癒されます~(*´ω`)
他の生体に稚エビが食べられてしまう「注意」「特徴4」
ミナミヌマエビは稚エビを襲うことはないのですが、死んだ稚エビや、弱った稚エビを食べることがあります。
孵化した稚エビはかなり小さく、2、3ミリ程度です。このため、メダカ、他の熱帯魚はエサと勘違いして食べてしまう場合があります。
稚エビを少しでも生存させたい場合は、隠れ家シェルターや、隔離ケースなどを導入して赤ちゃんエビを守ってあげましょう。
淡水飼育で繁殖も可能!「特徴5」
ミナミヌマエビは淡水で飼育しても繁殖可能ですので、繁殖させるのも比較的容易です。
反対にヤマトヌマエビも同様に淡水でも飼育出来ますが、淡水で飼育すると繁殖が出来ません。
淡水で飼えるので淡水魚との相性も良く、飼育水も作りやすいので(水道水をカルキを抜くのみ)初心者の方にも早く馴染めると思います。
見た目が可愛らしい「特徴6」
写真:水温計にしがみつくミナミヌマエビさんです。
魚の可愛らしさとはまた違った、愛くるしさを持っています。
ミナミヌマエビはカラフルな色ではなく、体長も小さいのであまり目立ちませんが、その小ささやツマツマしている可愛い動きがシュリンプ特有で、魚とはまた違った魅力があります。
ヤマトヌマエビと間違えやすい「注意」「特徴7」
ミナミヌマエビとヤマトヌマエビは非常に似ていて、ヤマトヌマエビはミナミヌマエビと勘違いしてしまう場合もありますが、成体の大きさはミナミヌマエビが2~3cm、ヤマトヌマエビは3.5~5cmほどにも成長し、明らかに貫禄も違います(笑)
↓下の写真を参考ください!
大きく成長したヤマトヌマエビは少し怖いってレベルまで大きくなります(笑)
子どもの頃も、サイズはミナミヌマエビほどでも、ヤマトヌマエビは茶色の斑点がだんだんと現れたり、少しぼてっとしていてヒゲも少し長いので、ミナミとヤマトを比べると違いが分かってくると思います。
ショップなどでどちらの水槽もあればサイズ感や見た目を比べてみてください。
食害は比較的少ない「特徴8」
写真:左)ミナミヌマエビ 右)ヤマトヌマエビ
ミナミヌマエビは歯が小さく弱いので、水草がボロボロになってしまう程荒らされてしまう心配がありません。水槽内で水草を一緒に育てたい時も安心して一緒に入れる事が出来ます。
反対に先ほど紹介したミナミより少し大きなヤマトヌマエビは身体が大きいので食力があり、コケ取り能力も高いのですが、水草を食べすぎてしまいボロボロにされてしまう危険性があります。
ヤマトヌマエビは底砂、ソイルに植えた水草などをひっこぬくパワーがありますが、ミナミヌマエビはそれほどパワーがないので植えた水草を荒らされないのも魅力です。
ミナミヌマエビの顔ドアップ写真
画像を読者サリーさんが送ってくれましたので特徴の一部として紹介させていただきます。
まとめ
ミナミヌマエビの性格と特徴のまとめです!
反対にミナミヌマエビは歯が弱く、食いちぎる力も弱いので水草が食害されてしまう心配が少ない。
水草を一緒に育てたい時にもミナミヌマエビなら害は少なく飼育できる。
ミナミヌマエビの特徴はコケ取り屋さん!と紹介されているショップが多いですが、他にもたくさん伝えたいことがありましたのでこの記事にまとめてみました!
最後までお読みいただきありがとうございました。