ドジョウとは、あらゆる環境に対応する強さを持った水槽内の掃除屋さんには持って来いの淡水川魚です。
釣りの生餌にも使われます。生命力が極端に強く丈夫で飼育は手間いらずなので初心者でも飼育しやすいです。
また正面から見るとハムスターの様な愛嬌のある顔をしていてとてもかわいいです。
必要な物
水槽
できるだけ大きいものがオススメです。
(大きな個体で15㎝になるため、 45cm(高さ)×30cm(縦)×30cm(横)以上の大きな水槽がお勧めです)
水
他の個体と同様に、水道水のカルキを抜いたもの。
水槽の蓋
ドジョウは脱走するので、脱走防止のため
底砂
土や砂に潜る習性があるので、土か砂 水槽飼育の場合、細かい砂や、コリドラス用などの砂がお勧めです。3、4センチぐらいの深さが最適。
隠れ家になる物
ドジョウが安心できるパイプ等
水草
アナカリスやマツモ,アヌビアスナナ等がおすすめ
根張りが強いものや、葉が堅いもの。
育て方 飼育方法
比較的簡単なドジョウですが育て方も読んでみてください。
水温、水質
水温 5~30℃程度
水質 弱酸性~弱アルカリ
水換え
水の入れ替えは週に1回、全体の1/3程度の量を入れ替えましょう。一度に全て入れ替えると水槽内で繁殖しているバクテリア(フンや食べ残しを分解する働きを持つ)がいなくなってしまいますし、環境の急激な変化はどじょうに悪影響を与えてしまいます。
エサは?
雑食性で何でも食べる。
他の魚の餌でも食べますし、麺や豆腐などを与えている方もいます)
ただ、ドジョウを他の生態と一緒に混泳させ、低床の掃除用として飼育したいのでしたら特別にドジョウ用の餌を与えずとも底に落ちた他の魚の餌もよく食べてくれるようですので別に餌を用意する必要はないかもしれません。
エサやりの頻度
1日1~2回が良いでしょう。食べ残しが原因で水が濁らない様、気を付けて下さい。
繁殖は可能?
一般の飼育水槽内での繁殖はほぼ不可能。
人工的な飼育下では、ほとんど繁殖はしないといわれています。
実際に、ドジョウの養殖にも、産卵を誘発するホルモンを打ち、繁殖させているそうなので家庭で繁殖させるのはほぼ厳しいと思って下さい。
寿命の目安
8年位(5年〜30年という説まであるが、平均8年位です)
混泳可能な個体
・メダカ
・ミナミヌマエビ
・タニシなど
・金魚の場合は、動きの遅いもの(出目金等の動きの遅い鑑賞系)は、ドジョウがちょっかいを出してしまう傾向があるため、不向きなので注意しましょう。
混泳のメリット
ドジョウは底面で生活するため、与えすぎで底砂に残った餌をたべてくれます。
残った餌は、水質を悪化させ、生体を死なせてしまう原因となりますので金魚やメダカなど上層で泳いでいる魚の食べ残しを処理してくれるのはとてもありがたい存在です。
また、底面が寂しいなと思った時に飼育者を楽しませてくれるユニークな存在でとっても働き者のお掃除屋さんです。
最後までお読みいただきありがとうございます。