SNSを見ていると
『タニシ増えすぎなんだけど』
『ヒメタニシ水槽内に卵を産みつけすぎ』
『水草に付いてきたタニシ増えすぎ!!』
こんなつぶやきが書かれていました!
今回はネットで騒がれるぐらいヒメタニシの繁殖力は強く、増えすぎる個体なのか?
について解説していきたいと思います。
ヒメタニシの繁殖
ヒメタニシは石巻貝とは違って、水槽内でも繁殖が可能な貝です。これはコケ取り貝を増やしたい人ならかなりのメリットになります。
繁殖させる条件など特になく、オスとメスを同じ水槽に入れておけば勝手に繁殖します。
オスとメスの見分け方
タニシのオスとメスは触覚で見分ける事が可能です。
オスは触覚が丸まっているの個体、メスは触覚が2本真っ直ぐに立っている個体です。
ヒメタニシは卵を産まない!
ネットでは、『ヒメタニシ水槽内に卵を産みつけすぎ!!』
と書いている人がいますがヒメタニシは卵生(らんせい)ではなく卵胎生(らんたいせい)です。
メスが直接小さい稚貝をそのまま出産します。
ではなぜそのような情報がネットに書いてあるのか?
答えは生体の名前を間違えている事。
貝=タニシ!と思ってる人です。
実際に写真を見ましたがタニシではなく、サカマキガイとラムズホーンという貝の卵でした。
サカマキガイに生態系も形も似ている、モノアラガイという生体もいますが、
現在水草についてくる貝のほとんどがサカマキガイとラムズホーンです。
どちらも水槽内に卵を産み付ける貝で、産卵スピードはヒメタニシの何倍もある2匹です。
この2匹をタニシと間違って 、『タニシ増えすぎ!!』とTwitterやブログに書いている人が多いという事ですね。
稚貝が増えるスピードは遅い
ヒメタニシはどの程度増えるのか?について、繁殖力はあるので増えますがヒメタニシは産むペース(産卵スピード)が遅いので、水草に付いてくるサカマキガイや、ラムズホーンみたいに、水槽内に卵を産み付けられ、孵化し小さい貝が増えすぎた!!と悩んだり心配するほどヒメタニシは増えません。
稚貝の大きさと飼育方法
稚貝は約5mm程度の大きさで、産まれます。
透明 + 柄があるみたいな感じです!
育て方について特にこだわる必要はないですが、金魚などと混泳している場合、稚貝が食べられることがありますので隔離して対応してあげましょう。
増えた場合も心配なし
皆さんがもし、自分が思っていたよりヒメタニシの稚貝が増えるな~”(-“”-)” と思っても大丈夫です!!
ヒメタニシの稚貝は水槽内を探せば簡単に見つけることができるサイズなので間引いて飼育数の調節が可能です。
一方、ラムズホーン、サカマキガイは卵を数か所に産み付けるタイプです。
一度孵化すると小さな貝がたくさん水槽内にいることになるのですべてを見つけて、駆除するのは難しいです。
これらの貝がいることで飼育している生体に害はないのですが、繁殖力があるのと見た目が気持ち悪いことでラムズホーンを嫌う方もいます。
まとめ
タニシ、ヒメタニシの産卵はそののま小さな稚貝(子供)を産む個体です。
卵を産み付けたりする事はありません。
タニシの卵とよく勘違いされているのは、サカマキガイ、ラムズホーンの卵です。
この2匹はスネールの仲間でタニシではありません。
同じ貝なのですが生態系は違います。
今回はタニシ(ヒメタニシ)をラムズホーンやサカマキガイなどと勘違いしている方も多いみたいなので、タニシの卵がない事と、タニシの繁殖力について紹介させていただきました。