水槽に発生するコケの種類ついて!原因と対策方法【画像あり】

トラブル

一般的にアクアリウム界でコケ(苔)と言われていますが、色や形状も様々でコケにもたくさんの種類があります。

この記事では、

・現在水槽に発生しているコケはどんなコケなのか?
・コケが発生する原因は何なのか?

について記事にしています。

また、対策方法では各コケに効果的なコケ取り生体を紹介していますのでお読みいただきたいと思います。

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茶ゴケ、珪藻類

【コケの状態】

茶ゴケ(茶コケ),珪藻類(けいそう)のコケは水槽をセットした直後など、水質が不安定なときにに発生しやすいコケです。

茶色い柔らかいコケ。スポンジなどで軽くこすれば取れる程度のものです。

付着場所

水草、ガラス、砂利、石、フィルターパイプなどいろんなところに付着します。 

茶ゴケ:珪藻類の原因と対策

【主な原因】

照明時間が長いことが原因となることが多いです。

水中の汚れ、老廃物をろ過バクテリアで分解しきれない。

フィルターの目詰まりなど、ろ過能力不足。

【対策】

照明時間(ライト)を1日5~8時間程度にしてみてください。

飼育生体数にもよりますが、2日に1/3ずつ飼育水を交換する。

ろ過槽に活性炭を入れて老廃物を吸着させるのも効果的です。

【オススメのコケ取り生体(対策)】

ヒメタニシ、石巻貝、オトシンクルス、アルジイーター、プレコなど

水槽に発生する茶ゴケの原因と除去に効果的な生体まとめ
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水槽に発生する茶ゴケの原因と除去に効果的な生体まとめ

糸状藻(糸状コケ)黒髭コケ(黒ヒゲゴケ)

【コケの状態】

水草や岩から糸状に伸びるコケなどです。なかなか強く付着するコケで有名な種類です。

歯ブラシなどでゴシゴシ擦って手作業で落とします。取りきれない場合は、糸状コケ、ヒゲコケが得意のミナミヌマエビや、ヤマトヌマエビを導入してみる。

※ヤマトヌマエビ導入の場合は水草をひっこ抜くので注意してください。

【付着場所】

ろ過パイプ、流木、石、成長の遅い水草の葉など

糸状藻、黒髭コケの原因と対策

【主な原因】

過密飼育や(エサのあげすぎなどで)過剰な老廃物が発生している。

飼育水の換水不足

照明時間が長い

ろ材や底床の掃除不足、汚れすぎの場合。

フィルターの目詰まりなど、ろ過能力不足。

【対策】

照明時間(ライト)を1日5~8時間程度にしてみてください。

コケの駆除は歯ブラシなどを使い手作業で行う。

もしくはピンセットを使い駆除していくなどの方法があります。

【オススメのコケ取り生体(対策)】

石巻貝、ヒメタニシ、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプなど

アオミドロ

【コケの状態】

緑色の細い糸のような形状です。とろろのように複雑にからみあい、時間が経つと頑固になり太くなったり硬くなる場合もある。

【付着場所】

ウィローモス、アヌビアスナナなど成長の遅い水草などに絡みつく

アオミドロの原因と対策

【主な原因】

アオミドロ発生の原因はほとんどが照明時間(光量)、直射日光の当てすぎです。

【対策方法】

照明時間(ライト)を1日5~8時間程度にするのが効果的ですが、すでにウィローモスや水草に絡みついた場合少しでも残っているとまたすぐに発生します。

他の水草に広がるリスクもあるので付着している部分はトリミングしたり、処分すると良いです。

【オススメのコケ取り生体(対策)】

ヤマトヌマエビが効果大、他ヒメタニシ、ミナミヌマエビなど。

藍藻

【コケの状態】

藍藻(シアノバクテリア)は栄養過多な場合によくでるどろどろした藻、コケです。見た目は緑のカビ?みたいに見えるかもしれません。ショップなどの水槽でも、ソイルの上や中にできているのを見たことがあるかと思います!

正式にはコケではなく、細菌。光合成をして酸素を放つ細菌。繫殖力が強いので掃除してもまた発生することが多い。

【付着場所】

底砂が多い、他水草やガラス面などに付着します。

藍藻の原因と対策

【主な原因】

通水性が悪い場合

底砂の掃除不足

【対策】

ろ過フィルター、エアレーション、スポンジフィルターなどを導入して水槽内の水の流れを作る。バクテリアを活性化させることも効果的です。

リセットしないとまた発生してしまうことも多いです!!

【オススメのコケ取り生体(対策)】

ヒメタニシ、石巻貝、ラムズホーン、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプ。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

ブラックモーリーも効果があるといわれていますが、底砂の上の藍藻駆除は貝類、エビ類が適しているので藍藻(シアノバクテリア)対策の為にブラックモーリーを導入するのは微妙なところですね!

アオコ(グリーンウォーター)

【コケの状態】

飼育水が緑色に染まってしまう浮遊性の藻。

対策などをしていないと直射日光の影響で屋外飼育では簡単に発生します。

気温15度~繁殖し20度以上になるとかなり繁殖します。

【付着場所】

水槽全体、飼育水

アオコ(グリーンウォーター)の原因と対策

【主な原因】

光合成の関係(照明時間や光量が多い、直射日光の影響)

過剰な汚れ、老廃物が発生している。

フィルターやろ過を導入の目詰まりなど、ろ過能力不足。

【対策】

バクテリアの減少はしますが、アオコの改善が目的の場合は多めに水を換えてください。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

1/3という方が多いですが、アオコの改善が目的の場合は1/2交換が経験上オススメします!

【オススメのコケ取り生体(対策)】

ヒメタニシがオススメです!!

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斑点状藻

【コケの状態】

主にガラス面、アヌビアスナナやミクロソリウムなどに発生する丸い円状のコケ。これには水草を食害しないオトシンクルス導入が効果的です。

水槽セット初期だけでなく、水質が安定している水槽でも発生する厄介なコケです。

【付着場所】

ガラス面や、水草の葉など

斑点状藻の原因と対策

【主な原因】

この斑点状藻は照明時間や光量が多い、直射日光の影響の原因がほとんどです。

【対策】

照明時間(ライト)を1日5~8時間程度で改善すると思いますが、早くコケを取り除く場合はコケ取り生体を導入してみてください。

【オススメのコケ取り生体(対策)】

オトシンクルス、オトシンネグロ、アルジイーター

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

斑点状藻対策のオススメは水草を食害しないオトシンクルスです。熱帯魚店舗大手のチャームさんも水草水槽にはオトシンクルスを推奨していますね!

まとめ

このページではアクアリウムでよく発生する、6種類のコケについて解説しました。

  1. 茶ゴケ(茶コケ),珪藻類(けいそう)
  2. 糸状藻(糸状コケ)黒髭コケ(黒ヒゲゴケ)
  3. アオミドロ
  4. 藍藻(シアノバクテリア)
  5. アオコ(グリーンウォーター)
  6. 斑点状藻

水槽に発生したコケがどの種類なのか知ってもらえたかと思います。

ヌマエビ兄さん
ヌマエビ兄さん

原因がわかれば対策することも可能で、コケ取り貝エビなどの生体を導入することでもコケの発生を抑えることができます。ぜひこちらの記事を参考にしていただければ嬉しいです!!

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