和金、琉金、らんちゅう飼育!!金魚の飼育方法と注意点

金魚

日本人に最も馴染みの深い観賞魚

小学校での飼育や、金魚すくいなどの日本文化にも根ざした熱帯魚です。

僕も幼少の頃、お祭りでの金魚すくいが楽しみで仕方ありませんでした。

飼育は容易で、一般的に販売されている水槽セットなどで安価に始めることができ、様々ある水槽種類の中でも、初心者向けと言えます。

また、出目金やらんちゅう、ピンポンパールなど、多種多様な改良品種が出まわっており、コレクション性の高さも魅力の一つです。

金魚飼育水槽は日本で人気も高く、長年飼育されてきた実績がありますので、情報も豊富で、初心者向きの水槽といえます。ただし、金魚のサイズが意外と大きくなる点、金魚以外の他種との混泳魚種を選ぶ点、水草育成ができない点には注意が必要です。

さらに寿命も他の熱帯魚よりも長く、10年程度生きることもありますので、一度飼育を始めたら長い間面倒を見ることになります。長期間飼育が出来るので愛着も沸きますね。

金魚の魅力

種類が豊富で高い鑑賞性を持つ観賞魚

金魚は古くから親しまれる観賞魚で、品種改良が繰り返されてきた魚ですので、様々な種類が存在します。

最も一般的な「和金」や、似た形をもつ「朱文金」「コメット」、そして人気の高い「琉金」、目が飛びてている「出目金」、背びれがなくあたまがふくれた「ランチュウ」、名前や見た目がかわいらしく、女性受けの非常に高い「ピンポンパール」など自分の好みに合わせた種類を探すのも楽しみの一つといえます。

ピンポンパールは金魚の中でも人気の高い種類ですが、飼育が難しい種類ですので、飼育前に知識をつけるようにしてください。

日本文化に根付き、人気・知名度ともに最も高い観賞魚

金魚は縁日の金魚すくいのように、日本文化に古くから根付いた観賞魚です。

また、最近は金魚がメインのアートアクアリウムのような人気のイベントも行われています。そのため、日本においては非常に人気が高く、様々な種類が流通しています。

反面、様々なイメージが先行していますが、間違った情報も含まれますので、飼育してから、こんなはずではなかった、とならないように事前に正しい情報を入手するよう心がけてください。

人懐っこく泳ぎ方やしぐさが可愛らしい

泳ぎ方がゆっくりしている種類が多く、かわいらしい泳ぎ方をします。

また、金魚は人の手により改良品種を繰り返された種類ですので、人になれやすく、エサの時間などになるとふわふわと人のところによってきます。

この寄ってくる仕草はダンスにも例えられ、金魚の人懐っこさを表しています。

金魚飼育の注意点

非常に人懐っこい観賞魚で飼育もしやすいですが、やはり生き物を育てる上で注意して欲しい点もあります。ここではいくつか具体的に紹介していきます。

どのような品種でもサイズが15cm程度になる

一般的に世間に流通しているイメージと実際の飼育に必要な要件のギャップが起こりやすい魚でもあります。

まず、金魚はどのような品種・種類でも、原種がフナであるため、15cm〜最大30cm程度のサイズに成長します。

そのため、一般的に金魚水槽として想像されるようなおわん型の金魚鉢での飼育は、幼魚の時の小型のサイズまでとなり、終生飼育は困難です。

フンが多く水を汚しやすい

他の小型熱帯魚に比べ、金魚はよく食べ、よくフンをする魚です。

そのため、水を汚しやすい魚と言われていますので、ろ過フィルターには外部や上部などの濾過力が高めのタイプを選択する必要があります。

日本人にとっては非常に身近な観賞魚であるため、先入観から飼育前と飼育後のギャップがでてきやすい傾向がありますので、事前に知識をつけ、正しい飼育を行ってください。

水草を食べてしまうため水草育成が困難

金魚は水草を食べてしまう魚です。そのため、エサとしてマツモやアナカリス、カボンバなど、育成が容易で、安価に購入できる水草を入れてエサとすることはありますが、水草を豊富に育成するような、

いわゆる水草レイアウト水槽は水草が育つ前に食べられたり、引きぬかれたりするため育成が困難です。

金魚を飼育する、という時点で育成できる水草の種類は限られますので、水草育成も水槽の目的にするのであれば金魚水槽は不向きです。そのため、逆に割りきってしまえるといえ、水草育成のコストがかからず安価に始めることが可能です。

口が大きく、他魚を食べてしまう恐れも

金魚は体も大きくなり、かつ口も大きい魚ですので、口に入るサイズの魚は食べてしまうことがあります。

そのため、人気の高いネオンテトラやグッピーなどの小型熱帯魚であれば、金魚が口に入れてしまう恐れがあり混泳は困難です。金魚が熱帯魚を食べてしまった場合、金魚自身も消化不良により死亡してしまう恐れがありますの混泳には十分注意が必要です。

飼育方法

推奨水槽サイズ

30 cm以上の場合 成魚(10cm以上)の場合の飼育限界数

金魚はどのような種類でも最大で15cm以上にもなります。そのため、金魚鉢のような20cm以下の水量の水槽では終生飼育が困難です。

サイズが小さい幼魚の場合であれば小さい水槽でも問題ありませんが、成長した場合には水槽サイズを大きくするなどの対策が必要になります。

20cm…飼育不可  30cm…飼育不可

45cm…1匹  60cm…3匹  90cm…9匹  120cm…12匹

過密飼育に注意しましょう。

初期費用は?

(60cmの場合)

約 22,000 円程度〜
金魚水槽は金魚が水草を食べてしまうことから、水草育成を行えないため、照明やフィルター、CO2添加などを考慮する必要がありません。

そのため、同サイズの他水槽と比べると比較的安価に始めることが可能です。水槽サイズを小さくすればするほど安価にスタートできます。

水槽適性水温

適正水温は15℃から25℃程度です。通年を通し、この水温に維持してください。

金魚の種類によっては暑さ・寒さに強い種類もいますので、そういった種類は保温装置なしでも飼育可能ですが、基本的には水が冷たかったり、暑かったりすると体調を崩しやすいため、保温装置はあったほうが安心です。

その場合、夏には「水槽用クーラー」か「冷却ファン」を、冬には「ヒーター」を設置してください。

適性ph 弱酸性〜弱アルカリ性

このph値であれば、水道水をカルキ抜き剤で中和した水で飼育可能です。アルカリに傾ける液剤を入れるなどの対処は不要です。

冬場には水槽用ヒーター、夏場には水槽用クーラー・冷却ファンの導入を検討を

金魚鉢で飼育されるイメージから、保温装置は不要と思われがちですが、金魚は低水温、高水温で調子を崩しやすいため、夏場の水温上昇時期には水槽用クーラーや冷却ファン、冬場の水温低下時には水槽用ヒーターを導入をおすすめします。

ただ、低水温、高水温にも他の熱帯魚よりは比較的強いため、保温装置なしでも育成している報告は多数みつかります。

水草との相性

金魚は水草を食べてしまうため、水草レイアウト水槽のように多種類の水草を育成することは困難です。

アナカリスやマツモなど、安価で容易に育成できる種類であればエサとして入れることがありますが、育成を楽しむ、というよりはエサとして消耗していくことになります。

ただし、葉が硬い水草は食べませんので、「アヌビアスナナ」や「ミクロソリウム」などの陰性植物であれば育成可能です。

金魚との混泳相性

金魚は口が大きく、口に入るサイズの熱帯魚であれば丸呑みにしてしまう事がありますのでネオンテトラ、グッピー程度のサイズの小型熱帯魚との混泳はおすすめできません。

エビも同様な理由から混泳できません。また、泳ぎが上手くないため、せわしなく泳ぎまわる種類の熱帯魚との混泳もストレスになる可能性がありますのであまりオススメできません。

さらに、ヒレをかじるような熱帯魚との混泳もできません。それ以外であれば、攻撃を仕掛けてくるような熱帯魚や、金魚を食べられるサイズの熱帯魚以外であれば混泳可能です。