読者のみなさんから、『マツモを沢山増やしたいけどなかなか増えない』( ;∀;)という声をよくいただきます。

自然に増えるマツモですが、なかなか増えないと言う事は飼育環境に何か原因があるはずですね(*´ω`)
この記事ではマツモを沢山増やす方法、マツモが増えない場合の原因・対策について解説していきますので参考にしていただければ幸いです。
マツモを増やしす(伸ばす)方法
ソイルでマツモを育成する
マツモを少しでも早く伸ばしたい(増やしたい)場合に1番重要な事は、水草を飼育する環境です。その為、マツモを少しでも早く伸ばしたい場合の初めにすることは底砂にソイルを導入することです。
砂利などでも水草の飼育は可能ですがソイルの方が簡単に飼育することが可能で、水草もグングン成長します!!
【ソイルを導入する3つの理由】
①水草に必要な栄養分が最初から含まれている
②水質を水草が好む水質(弱酸性)に保つ
③硬度を下げ水草飼育に最適な硬度に保つ
ソイル導入には複数のメリットがありますので少しでも早くマツモ伸ばしたい場合は必ずソイルで飼育をスタートしてください。
ソイルにも種類があり、栄養系ソイルと吸着系ソイルの2種類あります。
今回は水草を少しでも早く伸ばし、増やすことが目的なので、栄養が豊富で水草育成能力が高い『栄養系ソイル』をオススメします。
吸着系ソイルでも水草の飼育は適しているのですが、栄養系ソイルの方が水草の育成には特化したソイルで水草の成長を促進する効果が非常に高いので『栄養系ソイル』を選んでください。

僕の水草水槽はプラチナソイルをメインで使っています。
通販レビューには「水草は育つがエビが死ぬ、エビ飼育には向かない!!」と書いている人がいたので疑問に思い実験してみましたが、、、
30㎝水槽を立ち上げ、レッドチェリーシュリンプを導入し実験したところ死ぬなどの異常もなく、常に繁殖もしているのでエビにも心配ないことが確認できました。
水草の育成にはプラチナソイルがかなりオススメです!!
マツモを細かくトリミングする【方法2つ】
浮き草のまま栽培する方法
増殖させたい場合、マツモを数cm(5~6cm程度)にカットし、水槽に浮かべておくだけで節から新しい芽を出して成長を始めます。
切る場所は特に気にしなくても問題ありません。Y字であれば先端を2つ共2cmぐらい残し、切って浮かせておけば勝手にぐんぐん増えます。
細かく10本に切れば10本に増えます。浮かせている場合、切った両端から伸びることもあれば、途中から脇芽のように増えることもあり、1ヶ月もすればかなり増えます。
植えて栽培する方法(差し戻し)
マツモを植えてる場合は、伸びたら上から10cm~15cmを切ってまた植えなおせばいいです。切ったほうは取り除いてもいいし、そのままにしておくと切り口からまた伸びてくるので、ある程度伸びたらまた切って植えなおせばまた増えます。
ただ、マツモはもともと浮遊性の水草なので根が生えて来ることもないです。
長期間その状態で育成していると、最終的に埋まっている部分に 光が届かず埋まっている部分が弱って抜けたり葉がとけてしまう場合がありますので、植えて増やすよりも浮き草のまま増やす方が全体が健康に育ちます。
生体と一緒の水槽に導入する
観賞魚の糞を栄養として吸収し育ちます。
ただ、マツモが大好きな生体や金魚などと一緒に入れると食べられてしまう事がありますので、マツモが少ない時や少しでも早く増やしたい時は一緒に入れることは避けましょう。
魚が入っていない場合、春から秋の生育期に著しく育ちが悪ければ、液体肥料を入れると良いと思いますが、基本的にマツモに肥料は与えなくてもグングン育ちますよ。
マツモが増えない理由5つ
光量不足
水草は光合成をし成長します。その光合成には光量が必要なので屋外であればお日様の光が差し込む場所を選びます。
屋内(室内)であれば蛍光灯やLEDライトなど8時間程度点灯してあげましょう。
(LEDの光だけでほとんどの植物、水草は光合成が可能です)
水温:水質の急激な変化
温度差の激しい環境はマツモにとってダメージが大きいので急に気温の違う場所に移動するのはやめましょう。
水温は15℃~27℃を保つようにし、水質は弱酸性~弱アルカリ性のpH6~7.5くらいを維持しましょう。
塩素の影響
マツモを直接水道水で洗ったりすると傷みやすく、バラバラになってしまいます。
また水交換の時にカルキ抜きが不十分だとバラバラになるケースもあり、成長の妨げになりますのでカルキ抜きを充分にした水でマツモを飼育しましょう。
水槽の容量に注意する(容器)
狭い空間にぎゅうぎゅう詰めにするとマツモも居心地が悪く、ライトも当たらないため沢山増えません。出来るだけ大きな容器にし、マツモをリラックスさせてあげる事が大切です。
プラケースなどでも良いのですが、側面からの光が強くなり過ぎる可能性があります。光が強すぎても元気に育たなくなりますので、側面を紙などで覆ってあげると良いです。
水槽ではなくペットボトルで育てる方法もあります。
2Lのペットボトルを頭を切った状態の容器を使用する場合、かなり深くて狭い容器になってしまうので頭を切るのではなく、横倒しにして側面の一部を切り抜き横に広くて浅い容器として使う方がいいです。
ペットボトルで育てる方法もありますが水量が少ない分水質悪化がしやすいので、できれば大きめの水槽や、横型の大きいバケツなど、水量と水面積が両方確保できる水槽容器で飼育することをオススメします。
マツモが傷んでいる場合
まず水草マツモの発色状態がいいか、弱々しくないか、バラバラしていないかなどをチェックしてみてください。
葉っぱに変色や傷んだ箇所がないか、葉の形状がきれいかなども確認してみましょう。
傷んでいてもマツモは生命力が強いので、水草の飼育に適している水槽へ導入すれば数週間程度で綺麗なマツモが伸びてきます。
真っ白になったり、ふにゃふにゃ、ドロドロのマツモは復活もできない場合が多いですが、それ以外の状態など少し枯れているな?と思う程度なら飼育環境を改善すれば復活するので捨てずに育ててあげてくださいね( ^^)
マツモの状態が悪い時の対策記事はこちら↓↓

マツモの増やし方まとめ
まとめまでお読みいただきありがとうございます(*‘ω‘ *)
《次の5つがマツモを増やす伸ばす記事のポイントです》
マツモは枯れたり、溶けたりしなければグングン伸びていきますが、少しでも早く伸ばしたい場合は大きい水槽にソイルを入れてトリミングしたマツモにライトを当てていれば効果があるかと思います。
マツモは水槽内の水質浄化だけではなく、エビや金魚の非常食にもなりますので、たくさん増やしたい方も多いと思います。この記事が参考になればうれしく思います!

最後までお読みいただきありがとうございました(*‘ω‘ *)